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アテアでは神社ウェルネス®という考えを提唱し、神社の力を借りて「生き生きとした人生」を送る方法をお伝えしています。
「生き生きとした人生」には、仕事や健康、人間関係、日常生活や趣味などあらゆるものが含まれます。
そんな生き方を支えるために心掛けていただきたいのが心魂体(しんこんたい)のセルフメンテナンスです。
今回は、心魂体それぞれのバランスについて深掘りしてお伝えいたします。
目次
心は動機に。そこに連動する体
心魂体のメンテナンスについてお伝えする前提として、まずは心魂体が私たちを動かす原理についてお伝えします。
アテアでは、開業当初から、まずは心が大切であるとお伝えしてまいりました。
人間の行動のすべては心から発するものです。心からは、思考を含む、実際に現実をつくるための動きが出てきます。逆にいうと、どんなに素晴らしい行動や思考を整えられたとしても、心が乱れたり、負荷に耐えきれないほどに弱っていたりすると、的確な判断ができず、見誤りやすくなってしまうものです。
そんな強くもあり弱くもある人間の心の整え方について、神社を入口としてお伝えすることがアテアの活動の中心です。
同時に、大切なのが体です。
心が私たちの行動の動機であるならば、現実をつくる動きを実際に行うのは体でしょう。心が生み出す無形のものを体は有形のものへと導いてくれます。
東洋の考え方を反映した「心身相関」という考え方があります。心と体は連動しており、心に何か不具合があると、体にも反応が出やすくなるというもの。「病は気から」という言葉はこれを端的に表しています。 反対に、多少気分がすぐれなくても、体を動かすことで心へも元気が供給されるということもあります。
もちろん、何でも心に要因があるといいきれるものではありません。ですがやはり、明治以降、無形のものの価値に焦点が当たらなくなったことにより、この「心身相関」という考えさえも軽視しされているのではないでしょうか。
そこで、神旅®や神社ゼミなどのセミナーやコンサルでは、心を整えることと同時に、必要に応じて呼吸や体の整え方や食事についてのポイントなども折に触れて伝え続けています。
ただ、私は体のエキスパートではありません。ですから、体をメインとした内容でお伝えするのは避けています。その部分は、プロの方にご協力をお願いし、コラボセミナーとしてお伝えしていますのでご安心ください。
魂はあなたを動かすためのエンジン
さて、最後のひとつである魂。
魂は心で発せられた動機やモチベーションから体が実際の行動を起こし、無から形にするためのエンジンの役割をするものです。ですが、この魂というのが現代の日本では少し厄介なもの。
江戸時代が終わるまでは日本人は当たり前に「ある」としていた魂ですが、現代において科学的に「ある」と実証されているものではありません。
ただ、今でも「魂を込める」といった言葉を私たち日本人は大抵、疑いもなく日常的に使っています。
「ある」と証明されていませんが、「ない」とも証明されてはいないのです。
ただ、ここで大切にしたいのは、証明できる・できないでも、信じる・信じないといったことでもありません。
「ある」と仮定して考えていく方が、日本の精神性としてスムーズであるということです。
大切なのは心魂体のバランスを取るためのセルフメンテナンス
コロナ禍により、先へ進むことを阻まれたとき、私たちの多くは「自分はどう生きるのか」といった根源的な問いに立ち戻ったことと思います。そして、体や心の自由がきかない状態や寝たきりで寿命だけが延びていくのではなく、「生き生きとした人生」を望んだのではないでしょうか。
そのためには心魂体を三つ巴でしっかりバランスを取っていくことが重要になります。
この三点のメンテナンスをセルフで行えるようになるのが大切なのです。
先人の方々のすごいところは、これを普通の生活の一部として行っていたところです。
現在も、定期的に筋トレに通ったり、栄養バランスのとれた食事を取り入れたり、疲れる前に心を癒す場所に行ったりと、積極的にメンテナンスを行っている方は多いでしょう。
もちろん、心魂体を穏やかに整えるには神社参拝にいらっしゃるのも非常に効果的です。
ここでぜひ意識していただきたいのは、三つがバランスよくメンテナンスされているかどうかということです。
メンテナンスのためにどこにアプローチするかを感じゼロベースに戻す
今、メンテナンスが必要なのは心なのか、体なのか、魂なのか。まずは、それを自分の感覚に応じて判断します。それぞれのメンテナンスが偏ってしまってはバランスが取りにくくなってしまいます。
栄養学においても、一番摂取量の低い栄養素の量を基準にして体の中で栄養が有効になるという説があります。例えば、どんなにたんぱく質や炭水化物を摂っていても、ミネラルが極端に少なければその量に合わせて栄養がはたらくため、せっかく摂ったたんぱく質などが無駄になってしまいます。
心魂体のバランスも同様で、満たされる量が極端に違えばゆがみが生じます。
とある非常に熱心に神社参拝を行う方が、2泊3日という短期間に九州から青森まで飛行機や新幹線を駆使して参拝をされたそうです。これだけ聞くと、一気にそんなに神社参拝をできるなんて楽しそうと思われるかもしれません。ですが、その旅はお一人ではなく、経営陣の方々も同行されたそう。おそらく、ご一緒した方々はさまざまな配慮や調整をしながら移動されたのでしょう。帰宅後に高熱を出して倒れてしまったそうです。
心魂体のメンテナンスのための神社参拝そのものは良いことです。ですが、現実的に無理がかかるのであれば、現実を優先し全体のバランスを心掛けていただきたいのです。
これは極端な例でしたが、バランスを考えたメンテナンスというのは、より良くするためにプラスしていくというよりゼロベースに戻すために整えるというイメージです。
人は生きていけばいくほど、さまざまな心の摩擦に魂をすり減らし、体力的にも疲れてマイナスになります。ですから、まずはゼロベースに戻すこと。そこからプラス1、プラス2と少しずつプラスを増やしてしていくことで、チャンスが来たときにも適切な判断ができるようになります。あるいは、危機が来たとしても、慌てふためいて突発的な行動をとったりパニックになったりしなくても済むはずです。
偏ることなく、無形のものも含めた全体の包括的なメンテナンスを行うこと。
特に今年2025年からの3年間は、このメンテナンスが非常に必要になってきます。
そこで、アテアでは神社ゼミをおすすめしています。
季節ごとのテーマに沿った知識やワークを動画などで、よりわかりやすくお伝えします。繰り返し学ぶことができる通信講座ですので、学びながら心魂体に不安を感じたとしても振り返って確認することができます。
毎月1~8日限定でお申し込みを受け付けていますので、タイミングをみてご検討いただけますと幸いです。
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