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アテアでは、「神旅®」を始めとするセミナーやビジネスコンサルティングなど各種サービスを通して、皆さまが望む未来へと向かうためのお手伝いをさせていただいています。
そのなかで、神社活用の仕方や「見えない世界」の後押しについてもたびたびお伝えしてまいりました。
「見えない世界」というと、非科学的な何やら怪しいもの……と捉える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、私たちは普段から無意識のうちに「見えない世界」、つまり「情報空間」に触れているのです。
今回から4回に渡り、これからの時代に必要な「情報空間」をキーワードとして、アテアが皆さまにお伝えしたいことの根幹についてお話ししていきたいと思います。
目次
普通に存在する「目に見えないもの」
私たちが普段過ごしているこの場所は2つの空間によって成り立っています。
1つは目に見える「物理空間」。
そして、もう1つが目には見えない「情報空間」です。
「物理空間」は文字通り、手で触れることができる私たちの体やテーブル、スマートフォンなど物体が物理的に存在する空間です。
一方、私たちの感情や記憶、Wi-Fiの電波などは見ることも手で触れることもできません。これらはすべて「情報空間」に情報として存在しているものなのです。
出典:「龍神とつながる強運人生」ダイヤモンド社 P.127
例えば、物理空間にあるスマートフォンで写真を見るとして、その写真はあくまでもデータです。スマートフォンを分解したところで、写真自体が出てくるわけではありません。
あるいは、「空気を読む」という言葉をよく使うことがありますが、これも実際に空気に文字が浮かび上がっているわけではなく、相手やその場の状態を感じ取り判断しているということ。
このように、目には見えない「情報空間」の情報は、普通に存在し、私たちの日常生活に影響を及ぼしています。目に見えないからといって、怪しいわけでもファンタジーでも、特別なわけでもないのです。
「物理空間」と「情報空間」については、拙著『龍神とつながる強運人生』に詳しく解説しておりますので、ご興味のある方はぜひ読んでみてください。
人間の情報空間はオオクニヌシノミコトの袋のように
さて、情報空間は人間各々が持っています。その中には、その人の感情や思考、それまでの記憶、経験、そして潜在意識など目に見えないエネルギーが過去、現在を通して詰まっています。
そして、人間の情報空間は人体の背中側にあります。日本神話に出てくるオオクニヌシノミコトは、サンタクロースのように大きな袋を背負っていますよね。あの袋はまさに情報空間を暗喩するもの。私たちはそれぞれ、情報空間という目には見えない袋を背負っているのです。
それぞれの袋=情報空間は大きさも密度もさまざまです。それは一人ひとりの人間が持っている情報が異なるから。どんな仕事をしていて、どんな経験を積んで、どんなことに興味があるのか。その情報の量と密度によって情報空間は形を変えていきます。
「あの人にはオーラがある」という時の、オーラはこの情報空間の状態から感じられるものです。漫画『ONE PIECE(ワンピース)』の覇気(ハキ)のように相手を圧倒するような迫力があるのか、観音様の光背のようにキラキラしているのか。私たちは相手の背中にある情報空間から感じ取っているのです。
そして、情報空間にはそれぞれの情報がカテゴライズされフォルダに収まるように詰まっています。強い記憶として残っているようなものは当然、フォルダも大きく密度も濃いものになります。トラウマと呼ばれるものも強烈に残った記憶の一部です。潜在意識もこの情報空間のフォルダの中に収められています。これらのフォルダが重なり合ってレイヤーをつくっているのが情報空間というわけです。
初めて会ったのに妙に親近感のある人と出会ったことはありませんか。そういう人とは情報空間が似ているものなのです。無意識に感じ取った情報から距離を縮めても良い相手だと認識して、知らず知らずに意気投合しているのです。
土地や物にも豊かな情報空間がある
人間と同様で、土地や物にも情報空間が存在します。
その土地で遠い過去から起こったこと、すべてが情報空間に刻まれていきます。どんな土地でも現在に至るまでには、戦が巻き起こったり洪水などの天変地異があったり。田畑が豊作で喜びにあふれることがあれば、不作の年もあったことでしょう。不思議と商売やビジネスが活性化する土地というのもあるものです。
それぞれの土地に住む人々がこれらの情報を直感的にキャッチして、どんなことがふさわしいかを読み解き、畑を作ったり新しいビジネスを興したりしていくのです。そんな行動がまた土地の情報空間に残り、未来への資産となります。
また、物にもさまざまな情報が秘められた情報空間があります。つくった人の想いや手にした人の喜び、どのように使われていったか。時代も地域も越えてたくさんの人の手に渡るアンティークなどは特に情報空間が色濃くなっていくでしょう。並々ならぬ懐かしさや親しみを感じるアンティークのアクセサリーや家具に出会う時というのは、その物と自分の情報空間がうまく重なり合っているということです。
このように土地や物の情報空間からもさまざまなことを受け取ることができます。
また、場の空気感というのも情報空間から感じ取れるものです。空気が重いと感じる時などは、その場の人たちの「つまらない」、「早く帰りたい」、「眠い」などネガティブな感情があふれているもの。
逆に、心地良いと感じる場所は情報空間の周波数が自分と合っているということです。なんとなくそんなところに行きたくなるのは無意識に情報空間を基準に行動しているからでもあります。
自分自身が変わりたいと思った時には
では、自分自身の情報空間は、どのように扱っていくと良いでしょうか。
生きていると、特別なことがなくても日々経験が積み重なっていくものです。知らず知らずのうちにたくさんの記憶や毎日起こる現象に対する自分の捉え方・考え方といったものが、情報空間に蓄積されていきます。
同じような考え方を続けていくとその考え方ややり方がどんどん習慣化されていくでしょう。これは潜在意識にも影響していきます。新しいことを始めても同じやり方で行動し、良い悪いにかかわらず似たような結果になり、それがまた情報空間にたまるという循環が起こります。
ですから、そんなループから抜け出し、「人生を変えたい」、「考え方や行動を変えたい」。そう思い立ったのなら、情報空間の中にある潜在意識に働きかけて、習慣化した考え方や行動を動かしていかなければならないのです。
そのためには、自分が新たに意識していきたい、変えていきたいと思う方向のもの、経験を情報空間にインストールしていく必要があります。
情報空間や潜在意識の習慣は一足飛びで変えられるものではありません。ただ、順序立てていくことで確実に変えていくことができるのです。
気付かない時点から習慣化まで
よく、職人気質の師匠が「背中を見て学べ!」ということがあります。情報空間のレベルで新たなことを学んでいくと考えるなら、それはあながち的外れではありません。師匠の情報空間は背中側にあります。そこを見て学べというのは、親方の情報空間から知識を感じ取って自分の情報空間にインストールしろということに等しいのです。
自分の情報空間に思考パターンや新たな知識がインストールされる。ここが、情報空間の変化の第一歩です。ただ、インストールされたとしても、特に目に見えた変化があるわけではないので、新たな情報を取得したとは認識できないもの。
そこで、次の段階は、その情報を知識として意識し自分のものとしていくことです。インストールされた情報の構造を理解する。あるいは使い方を知る。知識として頭で理解し、日々意識し行動し続けるのです。そうすると次第に、こんな風にやればいいんだと体感でわかるようになっていきます。
ただ、それを頭で考えながら動いているのでは習慣化にはまだまだ至りません。意識せずとも動けるようになってようやく情報空間、潜在意識の変化にまで達するのです。
この一連の流れは楽器を習得することと似ています。
初めてピアノに触れるとしましょう。楽譜を渡されただけでピアノを弾けるようにはなりませんよね。楽譜を渡されたところが情報空間に知識や他の人の経験がインストールされた段階です。そこから、楽譜にどんな音が表現されているのかを読み解くのが、知識として理解するということ。実際に指を動かしてピアノの練習を始めて、なんとか弾けるようになるまでには少なくとも3カ月、半年とかかるでしょう。
同様に、情報空間、潜在意識を変化させて行動に反映させていくには時間がかかるものです。けれども、順を追ってやっていくことで、確実に変わることができるのです。アテアでは、神社という場所をお借りして、そのお手伝いを続けてまいりました。
次回は、アテアがどうして情報空間へのアプローチの大切さをお伝えし続けてきたのかについてお話ししたいと思います。
【見えない世界の基本②】アテアが情報空間へのアプローチをお伝えする理由
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