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アテアでは、神社がどのような場所であるか、担う役割などを、さまざまな切り口でお伝えしています。
お願いごとをしたり、感謝をしたり、決意表明をするだけではないのが神社。
今回は、心のセキュアベースとしての神社のお話です。
目次
お客さまとの会話に出てきた「神社は心のふるさと」という言葉
先日、ご縁をいただいたとある社長さんと神社へご一緒しました。「やっぱり神社や仏閣は大事。日本人の精神性の現われですよね」と意気投合したその方。そのとき訪れた神社の神職の方に「神社は心のふるさとなんです」とおっしゃっていたのです。
この言葉、どこかで聞き覚えがあるなと思ったら、東京神社庁が毎月出している「生命の言葉」に添えられた言葉でした。
「神社は心のふるさと 未来に受け継ごう 『美しい(うるわしい)国ぶり」」というもの。
神社庁というのは、全国の神社を包括する神社本庁を柱として全国の都道府県にあって、神社の活動を支える組織です。
この言葉を改めて聞き、「ああ、そうなのか」と腑に落ちました。
心は目に見えないものです。
「心のふるさと」といわれても、実際のどこかの土地のように物理的にあるわけではありません。そうであるにも関わらず、ごく自然に「心のふるさと」であると感じている方がいらっしゃるというのを目の当たりにして、やはりそういうものなのだと感じたのでした。
アテアでは、「心のふるさと」という表現はしていませんが、神社は心の安全基地、あるいは、心理学用語でも使われるセキュアベースであるとこれまでもお伝えしています。
心が折れた、虚無感にとらわれた……そんなときの心のよりどころに
人間が生きていくためには、やはり心のよりどころが必要です。中には「自分自身をよりどころとしているので必要ない」という方もいらっしゃいますが、それはまれなこと。
今に始まったことではなく、はるか昔から、先人の方々も重大な決断を迫られたときや自分の抱える責任が身に余るほどになったときなどには、迷いも生じ、何かよりどころが欲しいと感じてきたのではないでしょうか。
そんなとき、自分の原点としての故郷に帰ってみる、思い出の土地を訪ねてみる、心から信頼する人に相談をするなどと並んで、神社もまた、自分を守り、心を落ち着けるためのセキュアベースとなってきたのです。
どうしても、神社は願いや感謝を伝えるために行く場所という印象が強いために、忘れてしまいがちですが、神社はそこに存在しているというだけで心の安心、安全に繋がるよりどころとなっているはずです。
神社の後押しというのは、歴史や地理、情報空間に地縁ネットワークなどさまざまな形で作用しているものですが、やはり大きいのは心の後押し。
どんなにがんばってもくじけそうになるときもあるでしょう。裏切りにあって何もかもどうでもよくなることもあるかもしれません。心が折れて、「やっても仕方ない」、「がんばったってどうせいつか死ぬんだ」と大きな虚無感を抱え込んでしまうと、そこから抜け出すのは並大抵のことではありません。
そんな虚無感に支配された状態から抜け出して、もう一度進んでみようかと思わせてくれるもの、それこそが後押しだと思います。
先人たちが生きた頃とは比べものにならないくらいに豊かな時代になり、「もしかすると今の人たちはそんなに困っていないのかもしれない。であれば、神社の役目は終わって、淘汰されていくのだろうか」と、私自身、考えたこともありました。
しかし、豊かさに反して心の問題は増えているのです。ましてや、これから風の時代の本流に入っていきます。心のセキュアベースとしての神社はむしろますます必要になってくるのではないかと思います。
何事も起こらない普通の日常こそが後押しを受けているということ
心のセキュアベースとしての神社とはいうものの、突然、神社に行ったからといって、人生が劇的に変化したり、良いことばかりが起きたりというわけではありません。
神社や神様、龍神たちといった目に見えない世界の存在との関係は普段の人間関係と一緒です。誰かと親しくなるには、常日頃から丁寧に関係性を構築していきますよね。神社との関係も同様です。普段からちょっとしたご挨拶くらいであっても通っているからこそ、よりどころとなってくださるというもの。
どの神社へ行ったらよいか迷ったら、ご自宅の近くや職場の近くの神社、そして、その地域を管轄している「一の宮」へぜひ訪れてみてください。
そもそも、穏やかに何も起こらない日常を過ごせているということ自体が、すでに後押しを受けているということです。
それを心に留めつつ、心のセキュアベースとしての神社を大切にして、揺るがない心で未来を見つめていきましょう。
こちらの記事では、心を鍛えるための「心の筋トレ」についてお伝えしています。
今こそ必要な「心の筋トレ」とは?
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