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新たな年の運気をしっかりつかむために 心掛けたい2025年初詣のポイント

2024年12月29日

2024年も残りわずかですね。いよいよ2025年がやってきます。

お正月といえば、初詣。
新しい年の初め、気持ちよく神様にごあいさつに行きたいものです。

今年最後のブログは、2025年に心掛けていただきたい初詣のポイントをまとめました。

ポイント1・地域を守る鎮守様にお参りに行く

初詣に限らず、神社にお参りに行くにあたって、よくいただく質問が

「自分はどの神社に行けばよいですか?」

というものです。

アテアとして一番おすすめしたいのはもちろん、あなたの産土神社です。

ところが、自分の産土神社がお住まいの土地からはとても遠い場所にある。あるいは、産土神社がどちらかわからないという方もいらっしゃるでしょう。

その場合は、ご近所の鎮守様にお参りしてください。

ここで、気を付けていただきたいのが、鎮守様と氏神様の違いです。
「いつも近くの氏神様に行っています」という方も多いのですが、現代、氏神様と呼んでいる神様は鎮守様であることがほとんどです。

氏神様というのは、氏姓、苗字が同じ氏族がお祀りする神様です。
例えば、藤原道長の藤原氏であれば奈良の春日大社といった具合です。親戚一同でお参りする神社が同じということ。ですから、今住んでいる地域の神社が氏神様であるとは限りません。

鎮守様は、その土地を守ってくださる神様のことです。そこで、初詣に伺うのはその土地の鎮守様へぜひ行っていただきたいと思います。

氏神様と鎮守様が混同されてしまったというのは、仕方ないことです。
ですが、やはり、初詣に伺う際には、言霊が大切ですから、「鎮守様に行くのだ」と意識して向かってください。
呼びかける名前が違うということは、例えるならば、社長を部長と呼んだり、その逆に部長を社長と呼んだりするようなものです。人間同士であれば、どちらのパターンでも失礼にあたりますし、神様がお相手でも力を発揮していただけません。

とはいっても、氏神様と鎮守様の違いを知らずにいたのがダメだったとは、とらわれないでいただきたいのです。正しい、間違いという問題ではないからです。

氏神様と鎮守様は、歴史の流れの中で、その存在が習合され取り違えて呼ばれるなどの変遷があった上で、現代に至っています。そのため、厳密にわからなかったとしても仕方ありません。
改めて学んでいただき、その上で、お参りしていただければ良いのです。

「今まで知らずに申し訳ありません」とお詫びをすることもありません。
神様から見たら、私たち人間は、幼稚園児くらいの存在です。「知らなかったので、これからはこうしていきますね」という気持ちを持つだけで、神様は喜んでくださいますよ。

ポイント2・神様同士けんかはしない

もうひとつ、よく質問されることがあります。それは、

「地元の鎮守様に参拝したら、他の神社に行ってはいけないのでしょうか?」

というもの。
この考えは、俗にいう「神様を一緒にするとけんかをする」という説から来ているのではないかと思います。「いくつもの神社のお守りを一緒に持っていると神様がけんかをするから良くない」といった話を耳にしたことがある方は多いのではないでしょうか。

はっきり申し上げますと、神様は一緒にいてもけんかはしません

ですから、鎮守様にお参りし、その後に別の神社に行くのも全く問題はありません。

まずは、このことを頭の片隅に置いて、地元の鎮守様に行っていただき、境内で神社の由来書を探してみてください。
その神社には何柱の神様がお祀りされているでしょうか。
もし、由来書が見つからなければ、神主さんに尋ねても良いでしょう。

この際、ご祭神の名前は覚えなくても大丈夫です。もしご興味があれば、どのような神様なのかを調べていただくのも良いですが、ひとまず、何柱の神様がお祀りされているかを知るだけで十分です。小さな鎮守様であれば1柱だけ、何柱もお祀りされている大きな神社もあるでしょう。

何柱もということは、神様同士の仲が良いからこそ、同じ神社に、まるで人間のシェアハウスのように一緒にお祀りされているということです。

そして、お参りするときには、1柱なら1柱、5柱なら5柱の神様に今、ごあいさつするのだという意識を持ってください。そうすると、あなたのお祈り、感謝の気持ちやお願いごとが、そこに祀られているすべての神様に届いているという実感を持てるはずです。

ポイント3・あなたに最も合った形での初詣を

その神社に神様が何柱お祀りされているのかを意識するのは、例えば、企業に打ち合わせに伺うときと同じです。担当者だけなのか、上長も同席するのか、あるいは、プロジェクトチームのメンバーも一緒なのか。あらかじめ何名くらいになるのか聞いておくもの。

神様のところに伺うときも同様の配慮をしてみましょう。
初詣で「2025年もよろしくお願いします」と伝えるにあたり、出たとこ勝負で行ってしまっては、2025年という年そのものが出たとこ勝負となってしまいます。できる限りで構いませんので、調べてからお参りしてみてください。

「お参りのときに神様の名前を読み上げた方が良いですか」という質問もいただきます。
神様の名前は読みが複雑ですし、ご祭神が多い神社もあります。名前を読み違ったり、どなたかが抜けてしまったりする方が失礼にあたります。
ですから、「○○神社の神様方」と呼びかけてお参りをしましょう。

そして、いくつかのポイントを上げてきましたが、一番は、あなた自身が最も重要だと感じたことに集中して参拝していただくこと。

もちろん、すべてのポイントを意識してみたいという方はぜひチャレンジしてください。
でも、いろいろなところに意識を向けると落ち着いて参拝ができないというのであれば、あなたが仕事をするときに一番大切に思っていることとリンクするようなポイントを選び、そこだけに集中しつつお参りしてみてください。

普段のように、できることをできる形でやっていくこと。
それが2025年を始めるにあたっての幸先の良い初詣に繋がります。

また、年明け早々にもYouTube「大杉日香理の神社チャンネル」で、2025年の初詣についてお伝えする予定です。そちらも併せてご覧いただき、あなたなりの初詣の形を見つけていただければと思います。

こちらのブログでは、2025年ならではの手帳術をお伝えしています。
【2025年版】大杉日香理流・手帳術~俯瞰と戦略的ゆとり、そして、記録の積み重ね~

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