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風の時代へと運気が完全に移行する2027年に向けて、2025年、2026年といよいよ時代が大きく動き出します。
時代の過渡期というのは、動きの激しさも増すもの。その激しさになすすべなく巻き込まれてしまうのではなく、自分にとってのチャンスに変えていくためにも心のタフさが必要になってくるのがこれからです。
そして、心のタフさを得るには、ますます心の筋トレを心掛けていただきたいと考えています。
これから何回かにわたり、「心の筋トレ」に関することについてお伝えしていきたいと思います。
心のタフさを引き上げる「保留力」
2020年末からグラデーションを描くように、運気は徐々に風の時代へと変化してきました。2027年にはいよいよ完全に風の時代となります。そのため、ここからは運気が大きく乱高下する時期へと突入していきます。
進んでいるかと思ったら、押し戻されているような状況になったり、かと思うとビッグウェーブに乗ったかのようにぐんぐん前へと運ばれていったり。そんな激しく動く運気の中で、ご自身の進む道を見失わず、望む未来へと向かうために必要なのは、心のタフさです。
そんな心のタフさを手に入れるために、アテアでは「心の筋トレ」をおすすめしています。
心の筋トレといっても、物理的な筋肉ではありませんからトレーニングマシンを使う、自転車をこぐ、スクワットをするなど、鍛えたい部位によってトレーニングするというわけにもいきません。また、心は目には見えませんので、トレーニングしたからといって、筋肉量を計測することもできません。
では、どのように心を鍛えていくのか。
その一つの方法が、「保留力」を身に付けることです。
淡々と部屋を整理整頓するように身に付ける
では、そもそも「保留力」とはどのようなものでしょう。
ここで言う「保留」というのはただそのまま置いておくということではありません。それではただ「臭いものにふたをする」ように問題や課題を先延ばしにして放置するだけです。そうではなく、その時点で本当に注力しなければならない緊急で重要なことに焦点を合わせるために、どんなに気になることでも意識的に「保留」にしておくということ。
デスクの書類整理に例えてみるとしましょう。
仕事をしていると、どうしても書類や資料などたまっていくものです。私はというと、代理巡拝に行くたびに集まったものでデスクの上がいつもいっぱいになります。神社の由来書からその地域の観光案内のチラシ、地元の書店で出会った在野の研究者による小冊子など、形も大きさもバラバラの資料の山があっという間にできてしまいます。
そのままにしておくこともできないので、代理巡拝の合間に覚悟を決めて、箱を3つ用意します。
その箱を必要なものといらないもの、保留とに割り振り、たまったものをどんどん仕分けていきます。このときのコツは考えないこと。思考を巡らせず、直感的な判断でとにかく進めます。
そうすると、一番たまるのが保留ボックス。さらにその保留ボックスの中身を必要、不要、保留に分けていきます。それを何度か繰り返していくと量が減っていきますが、最後まで残るものはありますので、それはそのままにしておきます。
もうひとつ、不要の箱に入れたものもすぐには破棄せず、1週間から10日くらい留め置き、もう一度、3つに分ける作業を行います。そうすると、必要なものが増える場合もありますが、感情的なしがらみがなくなり、あっさり破棄できるということもあります。
私の書類の整理整頓法をご紹介しましたが、ここで注目していただきたいのは、いかに「保留」が多いかということ。「保留」として残り続けるというのは、人間の意思決定という面ではかなり負担になるものです。書類であれば、物理的に触れられますし目に見えるものですから、目につかないところに置いて、ないことにするということもできなくはありません。
ところが、これが仕事や人生の転機の決断だったとしたらどうでしょう。見ないふりというのは難しいものです。だからこそ、それらを「保留」にしておくというのは心に重しを乗せられているようなもの。このように負荷がかかったままの状態をキープする力が「保留力」です。
物理的な整理整頓をすると、「保留」というのは当たり前にあることなのだと目の当たりにすることになります。これも「保留力」を身に付けるための心の筋トレの一つといえます。
「保留力」で2025年へ向けての選択に備える
いずれの物事でも「やる」、「やらない」の判断を、竹を割るようにすっぱりと即決してしまえれば楽なのですが、結局は「保留」になることの方が多いものです。
すぐに答えを出せないこともあれば、タイミングが合わないこともあるでしょう。そのことよりも緊急で重要なことがある場合もあれば、そもそもの情報が足りず判断がつかないということも。
そのような個々の状況を鑑みずに、無理に答えを出そうとすると脳や心、感情に負担がかかります。また、そのように下した判断には迷いが生じることもしばしばです。「やると決めたけれども、本当に良かったのだろうか」と決定したにもかかわらず、自分を疑い始め、不毛なエネルギーを消費し、まずます判断能力を鈍らせてしまいます。
そうならないためにも、「保留力」を身に付けていただきたいのです。
結論を急がずに、保留にしておかなければならないことがあるというのは自覚しつつ、必要なリサーチを行ったり、結論を導き出すための課題に取り組んだり。
あるいは、そのこと自体の優先度が低いのであれば、いったんないことにして、今すぐやっておかなければならないことに集中する。
「保留力」は物事の判断を適切なものにすると同時に心をしなやかに鍛える筋トレにもなります。
これから2025年に向けて、数多くのさまざまな判断をしていかなければならない時期に突入します。運気の状態から見ると、比較的重い選択も増えていくようです。その一つひとつに真正面から向き合っていては物理的な脳の疲労もたまり、的確な判断が難しくなってしまいます。
そんなときこそ、「保留力」を発揮し、決断の順序を決めてリサーチや考える時間を取り、それぞれに良いタイミングでの決断をしていきましょう。
こちらのブログでも「心の筋トレ」の大切さをお伝えしています。
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