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白山からネパールへひと連なりの物語が情報空間を変える ネパール・エベレスト代理巡拝記 後編

2024年08月05日

思いがけないタイミングでもあり、必然でもあった、ネパール、世界最高峰エベレストへの代理巡拝。

前編では、ネパールへの代理巡拝の実現までや素晴らしかったエベレストへの遊覧飛行、帰国後に起きたことについてお伝えしました。

心を決めて導かれるままに世界最高峰へ ネパール・エベレスト代理巡拝記 前編

後編では、ネパールに至るまでの白山から繋がる物語、そして、地縁ネットワークの急激な変動に伴う情報空間の変化についてお伝えいたします。

驚くほどスムーズに拝顔することができた生き神「クマリ」

前編で、「物事は決めたら動く」、「望む場は必ず用意される」とネパールで実感したとお伝えしていましたが、同じく驚くほどのタイミングで拝顔できたのが、ネパールの生き神である「クマリ」でした。

「クマリ」というのは、ネパールのサキャという宗派の仏教徒から選ばれる生き神様です。32の条件を満たす3~4歳の少女が初潮を迎えるまで「クマリ」としての役割につきます。「クマリ」となった少女は、クマリの館に住み、お祭りや儀式のとき以外は館の外に出ることはなく、絶対に大地に足を付けることはありません。そうして、人々から幸運をもたらす神様として信仰されています。
「クマリ」は王家の「ロイヤルクマリ」の他、ネパールの各地域にも何人かいらっしゃるそうです。

今回、「クマリ」にお会いしたいと「ロイヤルクマリ」の館にまいりました。館の3階の窓から1日に1度、お顔を出してくれるというのです。ですが、それもその日の気分次第で必ずしもお顔を出してくれるわけではないとのこと。

それでも、「どうしてもお会いしたい」とお待ちしていたところ、時間的にもスムーズにとても良い位置からお顔を拝することができました。とても長く感じましたが、時間にしたら20秒くらいでしょうか。しっかりと目も合って、こんなことはなかなかないとのことでした。

周囲の方々は、それぞれお供物を捧げてお祈りをしています。その近くにはヒンズー教の寺院もあり、この土地独自の風習や祈りの場としての様子が見られました。「クマリ」の写真撮影は厳禁ですので、皆さまにお姿をお見せできないのは残念ですが、その分しっかりと代理巡拝させていただきました。

ネパールではほとんどの方はヒンズー教徒ですが仏教徒の方もいらっしゃいます。そして、そのどちらも尊重されています。ヒンズー教徒の生き神の「クマリ」が仏教徒の中から選ばれていることからも、現在のネパールでの信仰の在り方は、地政学的にも歴史的にも、日本の昔の神仏習合のような形できちんと折り合いがついているのです。

このようなことは、本などからの情報で頭ではわかっていても、やはり現地でその土地の空気やそこに暮らす方たちと触れ合い、実体験してこないと自分なりに腑に落ち、活用することはできません。

ネパールの方々の民族性や現在の経済の状況、人口、何が産業として重要なのかなどきちんと向き合うことでさまざまなことが見えてきます。
当然、日本とはまったく違いますので、その違いとともに共通点を見出すこともできます。それが今後の代理巡拝で、それぞれの新しい神様とのご縁をつないでいくときや神様にご挨拶するときに生かされていきます。

やはり、実際に現地に行って学んできたことで、見えない世界のご存在からの覚えも違ってくるのだと今、実感しています。

白山から続いていた物語

実は、絶妙なタイミングでエベレストや「クマリ」を代理巡拝できたのと同様に、6月に訪れた白山でも驚くべき出会いがありました。

白山の「神旅®アウェイク」にて、時間的な都合から訪れることを断念していたお寺。その前の段階の行程でうまく時間短縮ができたため、最後に思いがけずそのお寺にお参りすることがかないました。

そこは、住職は常駐していないお寺で、参拝をした後、お寺の境内で「このお寺がなぜ重要なのか」、「この白山が皆さまにとってどのような神旅®となるのか、どんな人生変容をもたらすのか」といったことをお話していました。

すると、境内の奥からスーツ姿の方が現れ「良かったら、お話しますよ」とおっしゃるではありませんか。

なんと、その方はお寺の住職の方でした。

普段は施錠され、なかなか入ることもできない本堂の中までご案内いただき、さらには檀家の皆さまでもよっぽどのことでない限り入ることができない奥まで通していただきました。
一人ひとり奥へと行き、そのお寺の秘仏をお参りさせていただくという貴重な体験をさせていただいたのです。

これだけでも、十分ありがたいことでしたが、御守りについて伺ったところ、お受けすることができました。

本来であれば、まずお寺に伺うこともできなかったはずです。さらに、普段、常駐されていない住職の方とお会いすることができ、特別な参拝に御守りまでと、貴重であり得ないことが続きました。

もちろん、一つひとつの出来事は「ありがたい」、「うれしい」、「感動した」といった感情や感想として捉えることができます。けれども、これらの出来事はすべて、ひとつとして欠けることなくきれいに繋がる物語のエピソードなのです。そんな物語が白山からエベレスト、ネパールへと密接に続いていました。

そして、これこそが情報空間の設計図が出そろうということなのです。

情報空間の設計図の変化と願望実現の加速化

白山からネパール、エベレストに至るまでの一連の流れは、物語として連なっていたということ。
そして、それこそが地縁ネットワークの大変動によるものであると、今、ここまでで実感しています。

「神旅®」や「経営者向けコンサル」などアテアのサービスでお渡しする情報空間の設計図は、皆さまそれぞれが、望む未来を実現するための道しるべのようなもの。

地縁ネットワークの変化はその情報空間の設計図を組み立てるためのエピソードをそろえるスピードを加速しています。これまで、代理巡拝を重ねたり、皆さまにも課題をやっていただいたりしつつ、数年単位でそろえてきたものが白山からエベレスト、ネパールまでの出来事のように一気にそろい出しているのです。

こうして、皆さまの未来の方向性がブレないために用意する物語の構成ともいえる情報空間の設計図の質が変わることで、願望実現や人生変容のスピードも確実に加速しています。

さらに、それを受け止める皆さまの側のハードルも下がっていることを実感するこの頃です。それは、最近お会いする方々のお話から伺うことができます。ご縁が繋がるスピードや質の良い方向への変化という形で表れてきているのです。

それはもちろん、これまで皆さまが「神旅®」やセミナーで、神社の本質や地縁ネットワーク、情報空間といったものを体感し知識として積み上げ、理解を深めていってくださるからこそと思っています。頼もしい限りです。

私たちアテアも、今回の白山、エベレスト、ネパールの代理巡拝により、現地で体感してきた地縁ネットワークの大変動を元に、今後の代理巡拝へと生かしてまいります。
そして、皆さまにお渡しする情報空間の設計図をはじめとする、情報のますますのブラッシュアップを図っていきたいと検討と猛勉強を始めておりますので、ぜひ期待してお待ちくださいませ。

情報空間について、詳しくはこちらのブログに続く計4本のブログをぜひ、ご覧ください。
【見えない世界の基本①】人も土地も物も。誰もが持つ情報空間とは

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