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変化の早い現代社会。過去にうまくいったやり方が有効とは限らなくなってきました。
多種多様な課題が多い中、新たな解決策を手にするためにはどうすれば良いでしょうか。
目次
変化の多い時代に求められる柔軟な見直し
さまざまなプロジェクトが進行していると、スムーズに進むものと、返し縫いのように何度も改善や修正を繰り返していくものとがでてきます。
見直し続きでなかなか走り出せないのはプロジェクト自体が見切り発車になっている……場合もあるかもしれません。ですが、どんなに周到な準備を重ねていても社会情勢が変われば、一から計画を見直さざるを得なくなることもあります。
特にここ数年は、身をもって実感した経営者の方も多いでしょう。
最近は落ち着きを取り戻しつつあるように思います。でも、世界を見渡すとさまざまな問題が起きていて、いつ何が私たちの日常に影響してくるかわかりません。
変化が多い時代を生きている認識を持ち、考え方を柔軟に見直していくことが重要です。
視点が増えれば未来はより良く変えていける
過去のやり方を見直すことは、新しいパターンを見出していく必要があるということ。
では具体的に、どうすれば良いでしょうか。
その方法のひとつが、「視点を増やす」ことです。
人は同じものを見て聞いても、見たいように見て、聞きたいように聞く癖があります。
自分が持っている視点で物事を捉えて、解釈しているのです。
ということは、自分が持っていない視点は「盲点」ということ。その盲点にこそ、新しい成功パターンに繋がるヒントが眠っています。
視点が変われば思考が変わり、思考が変われば行動が変わり、行動が変われば未来が変わっていくのです。
【関連記事】「経営の落とし穴。当たり前の「盲点」をなくすには」

理解を腑に落とすために「歴史」と「神社」が役に立つ
「なるほど! 視点を変えれば新しいチャンスへ繋がっていくんだな。でもどうすれば視点を変えられるのだろう?」
と、実行力のある経営者の方なら具体策が気になるところでしょう。
大切なことは、しっかり腹落ちさせることです。
「新しい視点」を頭で理解するだけでは不十分なのです。 「腹落ちする」「腑に落ちる」こうした感覚は、頭で感じたり理解したりしたことが、体の感覚と繋がることで得られます。
繰り返し意識したり五感で体感したりすることで、やがて頭と体の回路が繋がる瞬間が訪れるのです。とはいえ、私たちの時間や体力には限りがあるもの。
そこで、活用していただきたいのが「歴史」や「神社」です。

なぜ過去の歴史が現代社会に生かせるのか
歴史の出来事に想いを馳せることで、疑似体験を積むことができます。
「なぜあの武将はあの行動をとったのか」
「その時の心情は」
「自分ならどうするか」
「なぜ昔の人はここに神社を建てたのか」
と、自分事として考える行為はあなたの経験を増やし、視点を増やすことに繋がっていきます。
できれば、その歴史の舞台になった土地、神社などに足を運んでみてください。
神社は、地政学的に見て重要な場所、拠点や要になる場所に建っています。さまざまな人が行き交う場所には多様な知恵が蓄積されているはずです。
また、祀られている神様について深掘りするだけでも新たな発見があるかもしれません。
考えを巡らせるにはぴったりな舞台です。
どんなに時代が変わっても、行動経済学や心理学などの観点で捉えると、人間の行動に大きな違いはありません。
一説には、人間の脳みそは1万年以上前と比べて目立った進化をしていないともいわれています。
ですから、歴史や神社を題材にして手に入れた視点は、現代社会にも十分役立つのです。
視点が増えれば問題解決能力が高まる
では次に、視点が増えたらどんな良いことがあるかをご紹介します。
端的にいうとそれは、問題解決能力が高くなるということです。
はるか昔の先人たちに想いを馳せ、あなたが出した答えに正解も不正解もありません。どんな気づきも、貴重な視点に繋がります。
大切なのは、「問い」を立て「思考」を巡らせること。
そうして視点を増やした分だけ、複雑な問題を要素分解できるようになるのです。
万策尽きたように見えても、それは、解決策は「在る」けれどそれを見つける視点がないだけかもしれません。
在るものを在ると捉えられるようになることが、問題を解決する力、望む未来をつかむ力になります。

激動の時代こそ思考パターンの再構築を
これから先も、しばらくは社会情勢の変動が続くでしょう。
激動の時代を豊かに進むためにも、視点はいくつあっても持ちすぎということはありません。歴史や神社を活用して、どんどん考えを深めていってください。
アテアが「ひかり塾」や「神旅®」などでお伝えしていることは、視点を増やし、未来をより良く変える思考パターンの再構築を促すものです。
未来はあなたが装備する視点によって変えられます。その変化の伴走をさせていただけるとうれしいです。
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