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健全に会社経営を進めるために 神社がメンタルヘルスに効く理由【神社と経営】①

2024年11月24日

世界や日本の情勢的にも運気的にも揺れ動くこれからの時代。
ビジネスに関わるすべての皆さまにとっても、さまざまな面において不安を感じることが多いかもしれません。

そんなときこそ、心を安定させるためのよりどころが必要となってまいります。

今回から【神社と経営】をテーマとし、シリーズでビジネスにおいて神社が果たす役割についてお伝えします。

寡少になっていく人の力を最大限に生かすために

ビジネスを動かす上でのリソースとなるもの。それは、「人」、「物」、「お金」そして、「時間」です。先日のブログでもお伝えしましたが、「物」、「お金」というのは、一定の量から極端な形で飛躍的に増えていくものではありません。「時間」についても同様で、1日24時間、1年365日であることは誰にとっても変わりはなく、限られた時間の中でどうやりくりするかにすぎません。

ビジネスの発展のために重要なのはやはり、「人」であるとアテアは考えています。

「人」には可変性があります。驚くほど成長もすれば、同時に退化もするものです。

そもそも日本では「人」の数が減っています。
先日、厚生労働省から公表された人口動態統計によると、2024年の出生数は年間70万人を下回るペースだそうです。出生率が70万人割れとなるのは2046年頃と予測されてはいましたが、20年も前倒しとなっているということです。
今のところ、日本の人口は増えていかないフェーズに入ってしまったわけです。

さらに、これからは高齢者が増えていきます。

心理学の中には、発達心理学というジャンルがあります。“発達”というと赤ちゃんや子どもがどのような段階を経て、変化成長していくのかを研究するものというイメージがあるかもしれません。
ですが、心理的変化は成熟期や老年期にも起きていくものです。そこで、人生100年時代において、老いという状態にどう向き合っていくかということも研究対象となっています。
それぞれの年代においての不具合や悩みなど、メンタルヘルス的なケアはこの発達心理学によって状況を見極め、カバーしていくわけです。

なぜそのようなケアが必要になってくるのか。それは、これから日本の人口そのものが減っていく中、老年期に入っても重要な人材として働き続ける人が多くなっていくから。そんな中、肉体的にも思考的にも今までできていたことができなくなるという自覚は、自己重要感が削れ、自分はもう社会にとって役立たない存在なのではないかと思い込んでしまいかねません。そのような事態のためのケアということ。

深刻な人材不足が懸念される中、どの世代の方々にとっても、自己重要感を損なうことなく、それぞれに合った形で成長をしていくことが大切です。いかに生き生きと仕事をし、人生を歩んでいけるか。

これまでの日本であれば、人がたくさんいましたから、誰かに不具合があって休職したとしても、人の数でリカバリーできていました。

しかし、これからはそういうわけにはいきません。
その減った人数の分、一人ひとりの力、質を上げていかなければなりません。
そのためには、外側からのケアとともに、何らかの精神的土台が必要になってきます。
それが、心のよりどころなのです。

大切なのは心のよりどころ

アテアでは、神社を切り口とした先人の知恵や大自然、土地そのものが、この心のよりどころになり得るとお伝えしています。

日々、仕事を進めていく中で生じる不具合や悩みをひとつずつ乗り越え、経験として積み上げていくことにより、あなたは自分にはリカバリーできる力がある、困難を乗り越える存在であると自信をつけていけるはずです。

しかし、乗り越えなければならないことは次々にやってきます。自分1人の力では、ストレスも増え、次第に気が重くなっていくのではないでしょうか。そんなときに、心のよりどころとして神社を活用していただきたいのです。

最初は、気になる神社に参拝していただくだけでも十分です。
あなたの感謝の気持ちを伝える、悩みを打ち明ける、決意を述べる。
それによって、心を緩めることができるでしょう。

ただ、神社というのは、それだけではなく、まだまだ奥深く、多様なものです。

そこで、このような神社の本質を学んだり、しっかりとあなたにとっての心のよりどころとなるような参拝の仕方を練習したりしていただきたいのです。

そうすれば、何かが起きたとしても神社にさっとお参りするだけで自分なりにリカバリーすることができるようになるはずです。あるいは、忙しすぎて、神社に伺うことができなくとも、その場の情景を思い起こすだけで勇気が湧いてくるといった神社との関係を結ぶことができるのです。

見えない世界との交流は「人対人」と同じ

段階を踏みながらでかまいませんので、神社でお祈りをするだけではなく、神社も先人の方々が残してくださった遺産のひとつと考え、関係を育んでいただきたいとアテアでは考えています。

とはいえ、実際、どうしたら関係性が深まるのかわかりにくいかもしれません。

では、人間関係を築くときはどうでしょう。

「初めまして」と顔を合わせてあいさつし、名刺交換をして慌ただしく10分ほどで辞去するのと、時間が許すならば、その後じっくり2時間打ち合わせをするのとでは、どちらがお互いを知ることができるでしょうか。

目の前にいるのが、生身の人間なのか、神社や神様であるのかというだけで、あなたが関わり、受け止めていくのは同じことなのです。少しずつでも、しっかりと向き合って関係性を深めてまいりましょう。

アテアでは「神旅®」や「人間学」などで、神社の本質や関係性の育て方を体験、知識、実践などの多様なアプローチで学んでいただけます。

ご自身では10分程度で終わっていた神社参拝に2時間余りを費やすことに驚かれる方もいらっしゃいますが、お帰りの頃には皆さまに心からご納得いただいています。

神社の捉え方が変わるアテアのセミナーで、ぜひあなたの心のよりどころをご一緒に育んでいきましょう。

こちらのブログでは心のよりどころと情報空間の関連についてまとめています。
心の筋トレから戦略的ゆとり、心のよりどころまで。改めて神社と情報空間について

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人生はフルマラソン。経営はその一区間です。長距離だからこそ、適切な緩急が大切ですね。X(Twitter)でも歴史、神社、史跡を題材に経営力を高めるためのヒントをつぶやいています。

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