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会社の存続は「言語化」がカギ? 「伝えたいことを」言語化する重要性

2024年04月28日

日々、代理巡拝を重ねて、そこで得たことを皆さまにお伝えする……アテアの業務、私の仕事をひとことで表すと、形にならない見えないものを伝えることです。

神旅®、経営者向けコンサル、ひかり塾など各種セミナーと、お伝えする側にいるわけですが、そうして接する皆さまから、学ぶことや新たな発想の種をいただくことが数多くあります。

今回は、ここ最近のセミナーなどから気付かせていただいたことなどを綴ろうと思います。

「伝えること」で、改めて気づきが生まれる

今年1月、東京・大手町のパレスホテル東京で経営者の皆さまを対象とした講演をする機会をいただきました。「経営に活用する神社の力」と題して、神社が経営に対してどのような効能をもたらすのかという、単なる神社参拝に終わらない、神社の新たな捉え方についてお伝えしてまいりました。

経営に携わる方には、神社参拝を習慣とされているという方も多くいらっしゃいます。神社は感謝をささげる場所、ご自身の決意や目標を宣言される場所、あるいは内省する場所。

同時に、それだけではなく、経営をしていくにあたって神社をどのように活用していただきたいかといったことをお話させていただきました。その際、ご興味をいただき、もっと話を聞きたいといったお問い合わせを何件もいただきました。

最近、その講演のDVDと音声ファイルが発売されたところ、また多くの反響をいただいております。

さらに、パレスホテル東京で行った講演を細分化し、緻密にした内容を第一回の「視座を高める社長学」でお伝えしたのですが、その時にも、直接ご感想をいただくなど、皆さまのお声をいただいていて改めて感じたことがあります。

それは、多くの方が「言葉」を求めているということ。つまり、自分の感じていることや想いの「言語化の難しさ」をひしひしと感じていらっしゃるということでした。

感じている大切さを相手に実感として伝えたい

視座を高める社長学」やアテアの経営者向けセミナーにご参加いただいたり、お問い合わせくださったりする経営者の皆さまは、神社を大切に思っていらっしゃる方がほとんどです。
元々、神社が好きだった、神社を大切に思う気持ちを会社として代々受け継いできた、あるいは、会社が苦しくなった時に神社を頼ったところ変化が起きたなどきっかけはそれぞれです。

ただ、その神社を大事にしてきたという想いを社内のスタッフや同じ経営者同士に伝えたいのに、言語化することがなかなかできないとおっしゃるのです。

大事であるということはご自身ではわかっている。でも、その大事さをどう言葉にして伝えたらよいかわからない、難しい。的確ではない言葉を重ねてしまうと、何か怪しげなものに捉われているのではないかと思われかねない……そのようなお悩みが多いわけです。

少し話は変わりますが、そもそも、存続し続ける会社というのは、社員が自分の会社のことが好きという共通点があります。どんなに業績を伸ばしたとしても、その会社を好きで大切にしたいと思っている社員ばかりでないと、時流の変化によって巻き起こる予測不可能な危機を乗り越えることはできません。

では、社員に会社のファンでい続けてもらうにはどうしたらよいでしょうか。

それは、会社のトップが会社の信念を社員に実感を伴った形で伝えることです。

例えば、神社では昔からお祭りが行われてきました。お祭りをしながら、村の中の人たち、さらに隣村の人たちなど同士での想いや信念の共有を行ったり、人間関係の親密さを作ったりしてきたのです。

それと同様に、会社のスタッフと神社参拝に行く、社内の神棚にご挨拶をするといったことは、一見、非科学的な行動をしているようでいて、それは社内外に対する感謝と自分たちの信念の宣言に繋がっているわけです。

そのような行動の意味を経営者の方がご自身の言葉で論理的に伝えることをまずはできればいいのです。さすがに、1度や2度、伝えても腑に落ちることはないでしょう。ですが、日々の節目に定期的に伝えていけば、社内で同じ方向を向いて、一緒に会社を盛り立てていこうという想いが次第に形づくられていくはずです。

人を引きつけ、引っ張っていくための言語化の重要さを求めて

もちろん、神社に行くのが唯一の方法というわけではありません。

大切なのは、ご自身の感性でキャッチしたものを説得力ある形で伝える。自分の言葉をきちんと持つということ。

そのための知恵をアテアでは神社を活用してお伝えしているわけです。

日本人の精神性や文化、歴史、地理などそれら全部が凝縮された場所としての神社。神社に興味のある皆さまに、そんな神社にただ頼るだけではなく、そこで疑似体験をしながら未来をつくるための力を臨場感を持って受け止めていただく。そのためのさらなる言語化もアテアとしても今後の大きな課題となることにも気づきました。

皆さまがより受け止めやすいよう、今後は、「視座を高める社長学」とともにもっとシンプルに神社から学ぶ人間学といったテーマでもお伝えする機会も作りたいと考えています。

想いの言語化、その言語化していく過程をアテアではさまざまな形でサポートさせていただきますので、ご期待ください。

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人生はフルマラソン。経営はその一区間です。長距離だからこそ、適切な緩急が大切ですね。X(Twitter)でも歴史、神社、史跡を題材に経営力を高めるためのヒントをつぶやいています。

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