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「継続できない」と悩まないためのポイント

2023年08月13日

「継続は力なり」、「石の上にも三年」といったことわざや格言に表されるよう、続けることが成果や成功に繋がるという意識は一般的に強いもの。一方、「継続できない」ことを苦に思われている方も少なくないのではないでしょうか。

今回は、「継続できない」ことを悩まないためのいくつかのポイントをお伝えいたします。

着手しているだけで十分に価値がある

私が開催するセミナーやビジネスコンサルの中では、日常的に行うワークをご提案しています。参加者の方に、その取り組みついてのフィードバックを行うと

「忙しくて続けられなかった」
「トライしてはみたものの、苦手で取り組めなかった」

というお声が上がることがあります。しかも、「そんな自分をダメだと思う」と皆さんおっしゃるのです。

このようなワークに限らず、ビジネスや暮らしの中で、さまざまなことを継続したり習慣化したりしたいと努力している方は多いでしょう。ところが、うまくいかずに自分を責めるループにはまってしまうというのもよく耳にします。

そういう方のお話を伺っていると、大抵は続けるためにたくさんの工夫をされているのです。その工夫はほぼ無自覚になされているので、やっているはずなのに自分の中ではないものとなっていることがほとんど。さらに、「一度始めたことは、継続しないと意味がない」という思考パターンにより、できないことばかりがフォーカスされてしまいがちです。

もちろん、すんなり継続できればそれに越したことはありません。
しかし本来は、自ら着手し、続けるための細やかな工夫をしているだけで、すでに十分な価値があるのです。

「継続しなければ」という呪縛が目的を失わせる?

例えば、体に良い食べ物をすすめられたとして、全部を取り入れていたら3食では間に合わなくなってしまいますよね。それと同様に、何でも継続すればよいものでもないのです。「やらなきゃいけない」と、継続にとらわれ過ぎると、続けること自体が目的となってしまいかねません。それでは、本末転倒。一度立ち止まって、やり続けたいことそのものの自分にとっての意味を考えてみましょう。その上で、続けていきたいことを精査してみるのです。

また、同じことを続けるのが本当に良いことなのかもたまに疑ってみてもよいでしょう。上質な美容液を使い続けると肌が怠けてしまうのと一緒で、せっかくの刺激も慣れてしまうと効果が薄くなってしまいます。

継続とひと言でいっても、どんな目的で継続させるか、何をどう継続していくかで身に付くものが違ってくるはずです。

自分の感じ方を信じて継続していく

とはいえ、やはり地道に継続している人を見ると、「自分はダメなのかも」と思ってしまうかもしれませんね。

では、自分とは状況や目的が違う誰かが継続していることが、自分にとっても継続していく価値のあることなのでしょうか。そうとは限らないはずです。その切り分けをはっきりしていきましょう。

そして、自分なりに目的を持って始めても、嫌になってしまったり飽きてしまったりということはあるもの。だからと言って、すべてをやめられるわけではないかもしれません。ですが、いやいや続けていてもよい結果には繋がりません。感情を鈍化させればさせるほど、ブレーキをかけながらアクセルを踏んでいるような状態になってしまうからです。

そうであれば、むしろ自分の感情をいったん素直に受け止め、楽しく取り組めるよう、ブレーキをアクセルに変える思考の工夫をしてみてください。それも、難しければ、やめてしまっても問題が起こらない道を考えてみましょう。そんな時は、まだ機が熟してはいないということ。段階を追って、取り組める時期を待てばよいのです。

継続することは大切ですが、その方法が一つしかないということは決してありません。自分の感情を信じ、緩やかに自分の頭で判断し、最適な方法を見つけてください。そして、その方法もずっとそのままとは限りません。自分の変化に合わせる柔軟さを心掛けていきましょう。 アテアでは、神旅®をはじめとするアクティブラーニングやセミナーなどを行っていますが、グループでのコンサルにも力を入れております。今回のような事例では、グループ内のお客さまそれぞれに向けたアドバイスやフィードバックが他の方にも響く、あるいは視点の捉え方が多様になるといった利点があります。ご興味のある方は、ぜひ、お試しいただけたら幸いです。

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