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ビジネスの「トンネル期間」は成功への近道

2023年02月22日

「先が見えない」
「なんとなく停滞していると感じる」
「頭打ち感がある」
こうした暗中模索の状態が続くと、焦燥感が湧いてくるものです。
でも、そういう時こそ望む未来に向けて「ショートカット」している最中と捉えてみてください。

今回は、暗闇のように感じる道が実は成功への近道である理由をお伝えします。

ビジネスに求められるスピード感

多くのビジネス書に、成功の秘訣は「スピード感」と書かれてあります。

いかに早く最短距離で目標を達成できるかを考え、事業展開にこだわる経営者は少なくありません。

特に変化の速度が早まっている昨今。スピード感の重要性はたしかに高まっています。

一方で、その過程でどんな経験をし、何を学ぶかも重要なポイントです。
未来を追う視点ばかりが強まると、こうした成長の種を見落としてしまうかもしれません。

スピード感を大切にしつつ、今いるステージで得られる学びを拾い上げていく……。
目まぐるしい日常こそ、忘れずにいたい感覚です。

目標達成を早めるショートカットとは

とはいえ、人間の一生は有限ですから、無駄な失敗や遠回りはなるべく避けたいもの。
目標への道のりをショートカットできるのが理想ですよね。
そのぶん浮いた時間や体力を次のチャレンジに充てれば、より成長速度は早まります。

しかし、ショートカットすれば「楽に進めるようになる」というわけではありません。

「道路」に例えて考えてみましょう。
険しい山道をショートカットできる道が「トンネル」です。トンネルがあるから、通行者は目的地まで最短距離でたどり着くことができます。

ところが、トンネルの中は暗く、出口が見えない不安を感じさせます。

人生もこれと同じ。目的地までショートカットで進もうとすると、暗闇を走っているような感覚になる時があるのです。

つまり、人生やビジネスの目的地までショートカットで進むには、途中、不安や焦りの時期が出てきます。

頭打ちだと感じたらステージが上がるタイミング

暗闇を進んでいるように感じる「トンネル」の時期は、将来への展望も、現状の突破口も見えず苦しい時期です。
先に進んでいる感覚が持てず、頭打ちのように感じると思います。

特に、普段から状況を冷静に感知して分析する力がある人ほど
「自分のやり方は間違っているのではないか」
と自らを責めたり、焦って新たなスキルに手を出したりしてしまいがちです。

しかし、これではさらに混乱してしまう可能性も。
「急いては事を仕損じる」という言葉もあります。
頭打ちだと感じたら、むしろ次のステージは近いと思ってください。

トンネル期間を乗り越える方法

では、暗闇の「トンネル期間」を乗り越える方法を2つお伝えします。

1)罪悪感を払拭する

「逃げたい」「つらい」「もっと楽な道に行きたい」
こうした感情を持つことは、悪いことではありません。
否定したり自責したりしないようにしましょう。

大切なのは、弱さや不安、迷いを打ち消すのではなく、そんな状態に陥った自分も受け入れることです。

自分の弱さに蓋をするのではなく、心の底から自分を知ろうとすること。
それができたら、他人の心にも理解を示すことができます。これも、経営者としての立派な成長です。

2)短期目標に視点を移す

暗いトンネルではどんなに目をこらしても先は見通せません。ここで中・長期視点を確立しようと思っても、努力が無駄になってしまうことも。
とにかく短期視点で物事を考え、目の前の課題を一つずつクリアしていきましょう。

こうして、目の前の作業に注力していると、ある日、差し込む光に気が付きます。

具体的には、
・今までとは違う案件を依頼される
・新たなプロジェクトが始動する
・新規事業のヒントがひらめく
などの変化が目印となるでしょう。

歴史の偉人が通ってきたトンネルとは

経営者の方は、世の中に貢献したいという意識をお持ちのはず。そうした視点のある方ほど、トンネルを通る回数は増えます。

それは先人たちも同じだったでしょう。一人の人間の一生とは思えないほど、多くの功績をあげてきた偉人たちは、そのぶん人より多くの長く暗いトンネルを通ってきたはずです。

歴史をひもときながら、偉人たちにとっての「トンネル」はどこだったのか……。想いをはせてみるのも、経営者としての思考の筋トレに繋がりそうです。

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