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いよいよ年の瀬も目の前となってきたこの頃。新しい年を迎えるための準備を始める方も多いのではないでしょうか。新年と言えば新しい手帳。文具店の店頭などでは、2023年始まりの手帳コーナーも充実してきましたね。
今回は、新しい年に向けて、どう手帳を活用方法していったらよいのかをお伝えしたいと思います。
目次
新年に向けて期待するからこそ
真っ新な手帳を前にすると、やはり新しい年への期待や希望を抱いて、「あんなこともやりたい、こんなことも達成したい」と気持ちが逸ってしまいますよね。
ご自身の目標や計画を明確に持ち、そこに向かって邁進していくことはもちろん大事ですし、素晴らしいことです。その反面、せっかく立てた目標を、なかなか達成できずに1年を終えてしまうという方もいらっしゃるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、
「1年間の目標や計画は半年、もしくは3ヵ月で達成できるようなボリュームで設定する」
という方法です。
未来に向かう時、ついこれからの毎日は何の支障もなくスケジュールをこなしていけるものと考えてしまいませんか? 順調であるということを前提にして、さまざまな計画を立ててしまうところに落とし穴があるのです。
人間生きていれば2ヵ月に1度くらいは、何かしらの思いもよらない出来事が起こるものです。ご自身ばかりでなく社員やご家族の不調。どなたかがご結婚する。急に引っ越しが決まった。お子さんが生まれる。お子さんの試験勉強に付き合わなければならない、なんてこともあるかもしれません。ネガティブかポジティブか、事の大小に関わらず何かが起これば、計画通りに物事が進まないのは当たり前のこと。
あらかじめ、何かがあるものと想定した上で、まずは詰め込み過ぎない目標・計画を立ててみることをおススメします。
思考パターンをより良く変化していくために
ボリュームを意識的に抑えた目標・計画を立てて手帳に書き込んだら、それを最後まで達成できるように動いていきましょう。
新年に目標や計画を立ててはみたものの、結局達成できずに次の年、また次の年と繰り返していたら、無意識のうちに「どうせ自分にはできないんだ」という思考パターンに陥ってしまうものです。「目標を立てるのなんて無駄なのでは?」、「そもそも目標は立てた方がいいの? 立てない方がいいの?」と、迷いになってしまうかもしれません。
そこから抜け出すためにも、「簡単ではないかと思えるくらいの軽い目標を立て、それを達成する」という経験を自分にさせてあげるのです。無意識の思考パターンを変えていくことで、目標達成のハードルも少しずつ下がっていくはずです。
手帳を使い始めたら日々やっておきたいこと
次に、新年が明けて手帳を使い始めたらぜひ行ってほしいことがあります。毎日の調子、エネルギーの状態を数値化して記録することです。
ご自身の体調、感情、お仕事の進み具合など全部を総合して0点から100点までの点数にして書き込んでいきます。何もかも調子がよくスムーズに一日過ごせたら100点として、今日はどうだったかを直感的に採点します。これは決して、仕事上のタスクが済んだ、プロジェクトを完遂できたといった具体的な達成度ではなく、あくまでもご自身がどんな感じで過ごしたかをだいたいでよいので把握してみてください。
そして、1週間ごとに集計して平均値を出してみましょう。
長く記録を取ってみると、案外、80点以下という週が多いものです。50点以下という週もざらではないかと思います。そうしたら、その週に何があったのかも一緒に見てみます。決算があった、人事関連で大きな決断をしなければならなかったなど、手帳に記録していれば一目瞭然でしょう。
どういう時に自分のモチベーションが上がっているのか、下がっているのか。それがつかめれば十分です。例えば50点が続きがちな時期には、相応の低めの目標値やタスクを設定していきましょう。それだけでも、自分に罪悪感を持つことなく仕事もそれなりに進めることができます。
視点の転換、振り返りに効く手帳の使い方を
手帳術というと、どうしても大きな目標や仕事上のタスクや行事などの遂行に目が行きがちになるものです。経営やビジネスに携わる皆さんなら、なおのこと。
けれども、目標を達成する、仕事を滞りなく進めていけるのは心と体のエネルギーを保ってこそです。普段、決算やプロジェクト進捗といったものにばかり向いているであろう視点を、この機会にご自身の心や体のリズム、エネルギーの動きなどにも向けてみてください。これはひとつの内省の形であり、緩急力ある経営にも繋がっていきます。
そんなきっかけを新しい年の手帳に託してみるのはいかがでしょうか。
こちらの記事では、私、大杉日香理がどのように情報収集をしているかをお伝えしています。
【関連記事】大杉日香理流 情報収集術とは
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