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これからの経営者に必要な「タフさ」と「視点」とは

2022年10月05日

経営者の皆さまを取り巻く情勢や、ご自身の内面は、日々刻々と変化していくものです。特に社会全体の価値観に変化が起きている昨今は、先行きが見えない中での舵取りが続いていることでしょう。
もっと強くならなくては、早く最適解を出さなければと、焦りが生じやすくなるかもしれません。

そこで今回は、これからの時代の経営者に装備していただきたい「タフさ」と、最適解にたどりつくための「視点」についてお話しします。

不安定な時代に必要なタフさとは

「タフ」と聞いてどのような状態を想像しますか? 木を例にして考えてみましょう。

幹が太く枝を四方に伸ばした巨木は、「力強さ」を感じますね。

一方で細長い竹は、強風に吹かれて曲がってしまうこともありますが、しばらくすると元に戻ってくる「しなやかさ」があります。

また、背丈はそこまで高くない木でも、実は地中の深くまで根っこが伸びている場合もあり、これもまた「安定感」があるでしょう。

タフのイメージにもいろいろな形がある中で、これからの時代に必要なタフさはどれかというと、竹のようなしなやかさです。

台風などの悪天候の時には、どんなに立派な木でも根こそぎ倒れてしまうことがありますが、竹は一度倒れてもしばらくすると見事なまでに元の軸を取り戻します。

こうした“揺れ動いても戻ってこられる”自分軸を持つことが、現代のような不安定な時代の経営には必要なのです。

試行錯誤のプロセスがしなやかなタフさをつくる

では、しなやかなタフさはどうすれば手に入れられるのでしょうか。
何事もそうですが、一朝一夕に身につくことはありません。

砂山の上に割り箸を立てて「軸」としたところで、立てては倒れ、立てては倒れ……を繰り返すだけ。これでは残念ながら、成長には繋がりにくいです。
うまく軸が立たないなら、そこから学んで試行錯誤し、トライアンドエラーでしなやかな軸を目指していけばよいのです。

私たちは、どうしてもすぐに最適解を求めてしまいがちですが、これからの時代は結果よりもプロセスに重点を置く流れになるでしょう。
うまくいく日もあれば、そうはいかない日もある。そうした緩急の中でじわじわと伸びていく姿こそ、しなやかなタフさを形成していくのです。

失敗の「点」だけ見て終わらせない

例えば、一見失敗に終わったように思えるプロジェクトも、その瞬間の事実としては「失敗」だったかもしれませんが、経験から得た教訓や知見、心のタフさなどは大きな収穫です。

数年後には、「あの時気づきを得たおかげで、次のプロジェクトを成功させることができた」と思えているかもしれません。
金銭的な成長にかぎらず、心身の成長に繋がっていればそれも立派な成長です。

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経営や人生は、短期ではなく長期プロジェクトですから、目の前の出来事を「点」ではなく「線」や「面」で捉え、失敗も糧に変えていきましょう。

神社が教えてくれる「線」や「面」で捉える大切さ

物事を線や面で捉える視点は、実は神社が教えてくれています。
神社とは、社殿が建っているスポットだけではなく、地域全体と繋がりを持つ空間だからです。
順を追って説明しましょう。

まず、当たり前の話ですが私たちは皆「土地」があるから生活できています。土地には、その土地ならではの地理的特性があり、そこから気候や風土が形成され、人々はその上に歴史や文化、思想や哲学などを積み上げてきました。

つまり、先に土地があり、その土地の特性に即した思想によって神さまが祀られるということです。そう考えると、神社はスポットではなく、その土地の繋がりの中の一部であることがわかります。

よく「一宮はその地域の代表的な神社」と言われるように、一宮を参拝すれば土地全体に祈りを捧げることができるのです。

ただ、こうした視点をお持ちの方は昨今少なくなっているように思います。

経営や人生も、神社と同じようにある一瞬の出来事だけを切り取って見るのではなく、その前後の繋がりも含めて捉えてみましょう。

神社も経営も長期的なプロセスで繋がっている

神社の場合は「空間軸」、経営や人生の場合は「時間軸」の話になりますが、どちらもその“繋がり”をイメージするためには、歴史に触れることが有効です。

例えば神社の創建について調べてみると、その地域全体の変遷が見えてきて、神社がスポットではなく、地域全体の記録を残す役割やコミュニティの中心地としての役割を果たしてきたことがわかります。

経営や人生であれば、あなたの過去こそが歴史。過去を掘り起こすことで、どんな経験も「点」で終わるものではなく今に影響を与えていると気付けます。
人生という長期的なプロセスを通して、時に立ち止まったり迷ったりもしながら、結果的に少しずつ成長していけばよいのです。

何より先人たちの歴史を見れば、数々の失敗をおかしているのは明らかです。それでも、さまざまな人生模様に彩られた歴史は、後世にメッセージを残してくれています。

私たちもその生き様をヒントにして、しなやかなタフさや、成長を長期的に捉える視点を培い、経営や人生の歩みに活かしていきましょう。

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