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山はどこからどう登る? 視点を変えることで得る気づき

2022年07月03日

成功体験はモチベーションを上げたり、結果を出すための良い事例となることも多く、とても重要なものです。

しかし、「このやり方で進めていれば間違いない」と思いつつも、ふと迷いや不安が頭をよぎる瞬間もあるでしょう。行き詰まりに身動きが取れなくなることもあるかもしれません。

そんな時に、ちょっとした視点の切り替えで迷いを確信に転換していくことができるのです。

やるべきことはやっている、でも、本当にこれでいいの?

長く経営に携わり、経験や実績も着実に重ねてきている経営者やリーダーの皆さんなら、ご自身の成功パターンというものをお持ちでしょう

経営のための一つひとつの判断には毎回重い責任がかかるもの。もちろん、それぞれの決断をするまでには、いろいろな対策や施策を試してきたでしょうし、たくさんの経験もおありと思います。

それでも、「本当にこれでよかったのだろうか?」というモヤモヤ感が湧いてくるときはありませんか?

進んでいる方向は間違いないと頭ではわかっているはずなのに、何か決め手に欠けるような気がする……など。

そんなときは、これまでうまくいっていた自分の中にあるパターン化された思考を変える絶好のチャンスなのです。

でも、変えなきゃいけないということがわかっていたとしても何をどう変えたらいいのかわからないということもありますよね。

山はどこから登る? どうやって登る?

例えば、山に登るとしたら、あなたならどう登りますか?

毎回、同じ登山口からコツコツと頂上を目指すでしょうか。

それとも、違う登山口を探して試してみますか?

私は、飛行機で富士山の上空を通過するとき

「登るのは大変だから、ここからパラシュートで下りちゃったら頂上にすぐ着けるのになあ」 と思ってしまうのですが(笑)

毎回、ひとつのルートから山頂に向かって懸命に登っていたとしても、もしかしたらもっと効率よく登れる別のルートがあるかもしれません

これまでひとつの方法で登ってきて、いろいろな成功をしてきたということ自体は素晴らしいことです。

それらは全部、ここに至るまでのプロセスであり、経験や感じてきたことはご自身の大切な歴史ですから。

しかし、その実体験がすべてだと思ってしまうと、そこから身動きが取れなくなってしまいます。頂上には下から登るしかないという視点でしか山を見られなくなってしまうのです。

山は見下ろすのもありなのです。

「そんな方法もあったんだ!」と気づくと突破口が見えてきます。

新しいルートを見つけるために歴史や土地の力を借りる

では、山に登るための新しいルート、すなわちご自身の新しいやり方を探し出すにはどうしたらよいのでしょう。

そこで力をお借りするのが、事例としての歴史のお話や土地の成り立ちなのです。 歴史といっても、単に知識を追うのではありません。その地域の成り立ちやそれまでの時代をつないできた先人の知恵を学びます。

そこに生きた先人の営みを自分事としてとらえて思いを馳せるのです。

かつてその土地に生きた人の経験に対して実感を持つことで、自分の中にあるはずの気づき、答えにたどり着いていこうということです。

ご自身の地元や事業所のある土地には、地域の発展のために尽力した方が必ずいらっしゃると思います。教科書に載っているような有名な人でなくていいのです。

作物が多く採れるようにと農地開拓の先頭に立った人や治水工事をがんばった人。町の開発のため道路を切り拓いていった人たち……と、どの地域にも懸命に生きた先人たちがいるはずです。

そんな人たちの思いや苦労、喜びを思い返し、自分に重ねてみます。なぜ力を発揮できたのか、どのような視点で事業に取り組んだのかが見えてくるかもしれません。

こんなにがんばった人たちがいるのだから、自分もがんばれる。あるいは、自分には思いもよらない世界がまだまだあるのだと気づけることでしょう。

そうすれば、次に何をやればいいかとか、ここは削っていこうといった考えが明快になり、目的を達成できるはずです。

本日お伝えしたような考え方を対話やワークを通して、さらに深掘りし実践につなげていくのがアテアのサービスです。

これからもブログや神旅®、各種セミナーでさまざまなヒントをお伝えしていきます。

変化を恐れず、経営に生かしていけるとよいですね。

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人生はフルマラソン。経営はその一区間です。長距離だからこそ、適切な緩急が大切ですね。X(Twitter)でも歴史、神社、史跡を題材に経営力を高めるためのヒントをつぶやいています。

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