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必要なのは能力だけではない? 相乗効果を生むためのチームビルディング

2022年06月12日

大きな事業を成し遂げたり、新たな企画を立ち上げ成功させたりするために不可欠なのはチームでの協力体制でしょう。もちろん、1人でも大きな成果を上げる優秀な方はいらっしゃいます。しかし、事業の規模が大きくなればなるほど、チームで取り組まなければならないことは増えるはず。そして、「どんなチームをつくり、運営するか」によって結果は左右されるものです。

今回は、経営者やリーダーにとって成功のカギともなるチームビルディングについて考えていきましょう。

チームビルディングに必要なものとは?

会社を設立する、プロジェクトのためのチームを立ち上げるなど、ビジネスを進める上で避けて通れないのは、組織をつくり上げ円滑にまとめていくことです。

では、いざ自分でチームをつくって仕事を進めていこうと考えたとき、どんなところに注目してメンバーを集めますか?

ポンポンと新しい考えを提案するアイデアマン。

地道に情報収集するのに長けた人。

対外的な交渉が得意な人。

事務処理能力が抜群に早い人。

WordやExcelを自在に使いこなすパソコンスキルの持ち主も必要かもしれません。

あとは、メンバーをまとめるリーダーの補佐役でしょうか。

こんなメンバーをチームの規模に合わせて人選していったら、最強のチームのできあがり!!

とはいかないのが、チームビルディングのおもしろいところです。

もちろん、さまざまな能力やスキルは大切な要素です。優秀な人材が集まれば仕事は滞りなく進むとは思います。

しかし、メンバーそれぞれが「自分の能力を発揮できていればよい」、「できることだけをやれていればいいんじゃない?」といった考えで仕事に取り組んでいたとしたらどうでしょう。

仕事自体ははかどるかもしれません。でも、能力プラス能力の単なる足し算となり、それ以上のものは生み出せないということもあります。

能力の相乗効果で大きな成果を

チームとして大きく成長するためには、メンバー全員が同じ方向性を示し、それを共有することを大切だと思えるかどうかがカギです。

例えば、みんなで音楽を奏でるときを想像してみてください。1人は激しい音楽を、1人はバラードを、もう1人は民族音楽をやろうとしていたら、それぞれが超一流のプロだとしてもうまくいきませんよね?

同じ方向性を向くことで、チームの士気が上がります。

「同調圧力」というとよくないイメージを持たれるかもしれません。でも、新しいプロジェクトを動かす、何かを生み出すといったときに、全員で集中力を高めあうのも「同調圧力」の一種です。

1人の力では成しえないことも、自分のスキルと他のメンバーのスキルを掛け合わせて力を発揮することにより、いわゆるゾーンに入ることも可能です。お互いに影響し合い、能力をかけ合わせることで相乗効果を生み出すのです。

日本人は、肌感覚が鋭く「空気を読む」といったことをごく自然に行ってきました。チームビルディングの際に気をつけるのは能力面だけでは不十分です。

相乗効果をうまく引き出せるようなメンバー構成を心がけると、より成果をもたらすチームが期待できるでしょう。

チームに良い影響を与えるのがリーダーの役割

チームのメンバーがそろったところで、そこから素晴らしいパフォーマンスを引き出すのは、やはりリーダーの役割です。

そのチームをどのような場にしていくのか。

その方向性を決めるのはリーダーです。経営者の立場であれば「理念」がそれにあたります。

「理念」は今と未来をつなぐもの。何か困ったことが起こったとしても「理念」さえしっかりしていれば、次の行動の規範になります。もちろん、「理念」は会社やチームの変化や成長とともに移り変わっていってもよいでしょう。でも、ぶれずにしっかりとしていれば、ゆるぎなくチームを支えていくものです。

その上で、チームのメンバー同士の相乗効果をどれだけ引き出していけるかがリーダーのスキルというわけです。

メンバーの能力とともに、どうすれば相乗効果によりそのスキル以上に力を出せるチームを組織できるか。最高のパフォーマンスを目指すためにも多様な視点から考えていきたいですね。

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