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モチベーションの滞りを感じたら…建設的な嫉妬を味方につける方法

2022年05月08日

事業が順風満帆なのはとても喜ばしいことです。

目標を立ててそれに向かい、一つひとつ課題を解決しつつ目標を達成し、また次の目標へと向かっていく……という繰り返しが事業を育てていくもの。

でも、ふと、次の展開に行き詰まりを感じる瞬間が訪れるかもしれません。

今回はそんな時に役立つ意外な突破方法をお伝えします。

燃え尽き症候群? 順調なのはうれしいけれど

経営者やリーダーにとって、事業を順調に進めていくのは最重要課題であり、事業目標のクリアの連続が経営を盤石にしていくものです。しかし、順調に目標を達成し続ける中でも、ふとしたときに、「やり切ってしまった」「できて当たり前」と、次へ向かう原動力が足りないと感じる瞬間が訪れるかもしれません。

いわゆる、「燃え尽き症候群」のような状態です。

それでも先へと進まなければならないのが経営者・リーダーの責務というもの。モチベーションを持ち直す方法を見つけなければなりません。そんなとき、新しい刺激となるものを探す意外な手立てがあります。

それは嫉妬の感情です。

建設的な嫉妬は新たな刺激を生み出す

嫉妬というと、ネガティブなものというイメージが強いですよね。もちろん、過度に人をうらやんだり、妬んだりという感情はあまり気持ちのよいものではありません。

しかし、嫉妬心というのは悪いばかりのものでもないのです。嫉妬は自分の欲求の変形したものともいえます。その感情のエネルギーを良い方向にコントロールすれば自己成長やモチベーションのアップに役立てることができるのです。

さらには自分の欲するものを探し当てるための分析ツールとして利用することも可能です。

「嫉妬する」といっても誰彼かまわずそういう感情が湧いてくるものではありません。特定の人や状況の「何か」に対して抱くものです。

実は、その「何か」こそが自分が欲しているものや状況そのものといえます。

そして、ここからが分析のしどころです。

モヤモヤとした嫉妬心の中から、自分がどの部分に対して嫉妬をしているのか洗い出してみてください。具体的であればあるほどよいでしょう。そして、自分がそれを得る、あるいはできる状態になったところを想像してみてください。本当に自分がなりたい姿はそこにあるでしょうか。あったとしたらそれが次の目標というわけです。

このように建設的な嫉妬は無意識の中にある自分の夢や目標を明確にしてより細分化し、行動の方向性を見つけ出すために非常に効果的なのです。

「次の目標を定められない」、「新たなチャレンジをイメージできない」など事業に対するモチベーションがなかなか上がらないときは、自分が今、何に嫉妬するかを考えてみるとよいと思います。

エネルギーの方向性を間違えないで

「それならば、嫉妬ではなく好きなものの中から選び出した方がよいのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

でも、案外、好きなものから自分の一番の落としどころを探るというのはなかなか難しいものです。好きなものは結局、「全部好き」。そんな中からの取捨選択は迷いが生じやすくなります。嫉妬を手がかりに探し出す方が良し悪しをダイレクトに判別できるでしょう。

ただ、注意しておきたいのは、この場合の嫉妬心はあくまでも自分の心がたどり着くところを見つけるためのものだということ。嫉妬が過ぎて僻みになると、「自分ができないことをあの人はこんなにできていてイヤだ」などと、他者を責めるマイナスな感情にとらわれてしまいますから気をつけましょう。

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人生はフルマラソン。経営はその一区間です。長距離だからこそ、適切な緩急が大切ですね。X(Twitter)でも歴史、神社、史跡を題材に経営力を高めるためのヒントをつぶやいています。

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