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「鎌倉殿の13人」北条義時はどう変化していくのか 視野が広がるきっかけ

2022年03月27日

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公北条義時。これまで、あまりドラマや映画などで中心に描かれることのなかった義時ですが、2代執権として鎌倉幕府の実権を手に入れ、承久の乱では朝廷との戦いに勝ち、幕府を全国政権へと導いた人物です。

「鎌倉殿の13人」に描かれる義時の姿を通し、経営者が飛躍するタイミングについて考えてみたいと思います。

「堅実」、「家族思い」、「戦を好まない」義時は異色の主人公?

戦よりも米の勘定が得意で堅実で、家族大好き、親戚のきれいなお姉さん(関係性は母方の叔母)にほのかな思いを寄せる青年。大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の主人公・義時は、のちに鎌倉幕府2代執権として日本を動かす大物とは思えないほど、現代の私たちからも親しみやすく描かれています。

歴史上の人物といえば、家族同士が仲良くというよりも、とにかく家名が第一、勇ましく戦に赴き、武功を立て、土地を守るといったイメージがありますよね。

そう考えると、ドラマ序盤の義時は真逆のタイプのようです。

法華堂跡の北条義時墓

特に「家」に対する意識は、「家名」という表向きのものに向いているか、家族という「人」に向いているかによってそれぞれ意味合いが違ってきます。

当時の武士の世界にあっても、「お家の存続」だけにこだわるのではなく、父親や兄姉妹、そして、敵となってしまったとしても祖父を思う義時のような感覚の人はいたのではないでしょうか。

もしかすると、義時たちを通して「家族とは?」という現代社会にも通じる問いを投げかけられているのかもしれませんね。

楽しみなのは義時の視野が大きく広がる瞬間

特別に野心を抱いているわけでもなかった義時が、多くの武士を率いる立場になっていくとは、ドラマの序盤ではあまりピンとこないかもしれません。

頼朝と出会ってからの義時は、戦とはどういうものかと実感もないまま戦場に立ち、当然、北条の家督を継ぐものと思っていた兄をも失います。そして、次々に現れる海千山千の武士たちの思惑の中、おそらく自分でも思いもよらなかった歴史の渦の中で揉みくちゃにされているというところでしょうか。

でも、私たちは知っています。この人物が鎌倉幕府の2代執権となり、承久の乱で後鳥羽上皇率いる朝廷に打ち勝ち日本を動かしていくことを。

今後、運なのか、人材なのか、何らかのきっかけにより義時自身が身近なところばかりではなく、大きく視野を転換させる瞬間が訪れるのではないかと思っています。 そこから、義時は「日本を動かしていくのだ」という意識の広がりを見せるのではないでしょうか。そのきっかけとは何なのか。今回の大河ドラマでどのように描かれていくのかが楽しみで仕方ありません。

世界が広がり飛躍するチャンスを逃さない

経営者の皆さんにとって、ビジョンを描き次々と決断をしていくことはとても大切なことです。

壮大なビジョンを描き、強いリーダーシップを発揮して周りをぐいぐい引っぱっていく方もいらっしゃれば、手堅く足元から構築し、目の届く範囲で着実に進めていく方もいらっしゃるでしょう。

義時はどちらかといえば後者だったのかもしれません。

ビジョンの大小に関わらず、着実に経営を進めていく先に、さまざまな経験を積んだり思わぬ人と出会ったりすることもあります。あるいは運の巡り合わせもあるかもしれません。それらによって一気に歯車がかみ合い、視野が広がる瞬間が必ず訪れます。

これは、「世界は広い」と頭で理解していたものが、実はその広い世界が自分のフィールドであったと自覚する、意識の転換といえるでしょう

広い世界に気づいたところから、さらに新たな人材との出会いや深いご縁が広がり、企業としての経営のフィールドや販売エリアが広がるかもしれません。

事業の大小や立場は関係ないと思います。義時が自分の身近に向けていたまなざしを、日本という国全体に向けていったように、視野の転換や飛躍のためのチャンスを逃さないようにしていきたいものですね。

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