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最新出版した『変化の時代を目覚めて生きる 龍神タロット』まで、本や雑誌、カードなどさまざまな形で出版の世界に関わらせていただいております。私が出版業界に入らせていただいたきっかけは、少し変わったものでした。
今回は、私が出版業界に入ったきっかけやどのような想いで発信をしているかなどをお伝えしたいと思います。
目次
日光へ行ったところで龍神たちからオファーが
2007年に創業したアテアですが、2014年にはなんと半年に1回ほどのペースで本社移転をしていました。これは地縁ネットワークが大きく変わる時期だったからのこと。地縁ネットワークを緻密につなぐためにポイント、ポイントで会社登記をして楔を打たなければならなかったのです。周囲から見ると、かなり奇妙に映っていたことでしょう。今思えば私自身もさすがにそう感じますが、自分たちが実際に動かなければいけない時期だったのです。
ちょうど2014年の夏、南麻布から日本橋に移転をしたときのこと。移転記念パーティーを行ったところ、その当時知り合ったばかりの方がいらしてくださいました。その方が突然、「栃木県の日光に行った方が良い」とおっしゃるのです。
実は日光は大杉家としても浅からぬご縁のある土地です。しかし、10年以上行くことができずにいたところでした。行かなければなと思いつつも、なんとなくすごく嫌な予感がしたのです。さらに地縁ネットワークが大きく動き出すような感覚がありましたし、ここから大変なことが起きるのではないかという予感もありました。
ですが、私の中にはある一定のルールがあります。とある条件の方から何か言われたら素直に聞こうというもの。そこで、すぐ日帰りで日光に行ける日程を調整しました。
行く前にはいろいろ下調べをします。もちろん日光には行ったことはあります。ただ、やはりわざわざ人を介して、「来るように」と伝えてくるからには、絶対に今必要な何かがあるのだろうと。あとは現地に行ってみないとわからないというところまで調べ尽くしてから向かいました。
そして、着いてからも、相応の順番で巡っていくのも大事なことです。近いからここからというわけにはいきません。きちんと回ることでストーリーが繋がっていくわけです。ただし順番にこだわり過ぎないのもまた大切で、その土地で感じる流れに乗りつつ巡るのです。そうすると事前に調べているときにはノーマークだった場所に行くことになったり、ちょっと小高い山の上から見えた気になる史跡や神社に行くことになったりと、これは現在の代理巡拝にも通じるものです。
そんな中、とある場所に行ったとき、感覚的に「龍神の話をもっと世の中に伝えろ」というメッセージが。でも、すぐさま「嫌です」と返しました。速攻です。
しかし、そこからが大変です。あちらからは熱烈に「こういうことを伝えてほしい。なぜならばこうだから、ああだから……」と聞けば聞くほど、それはちょっと私には荷が重い。私よりも最適な方がもっといるので、そちらの方々にお声掛けいただいたらいいんじゃないですかと丁重にお断りし続けていました。
大変なことが続いたと思ったら、本の出版へ
そうして、日光から帰ってきたところ、次々と大変なことが起こり始めました。
これまで、急速にではなくともそれなりに伸びて続けていた業績が一気にガクンと落ち込み、社員契約していたスタッフが全員一気に辞めてしまいました。
さらに、朝起きると突然、原因不明の外耳炎にかかっており、口を開けるだけでも痛いという状態に。病院に行っても薬が出るだけで、話すことが仕事なのに痛すぎてたまりません。
これだけのことが帰京後たった1週間のうちに起こったのです。
これはいったいどうしたことだろうと、自分の中に原因を探し始めます。
このときも、自分では気づけていない盲点を徹底的に探しました。こういうときは、オラクルカードやタロットカード、星の巡りなどを参考にします。
それらを情報のひとつ、手がかりのひとつとして見つめるのです。このようなときは原因を探そうと絞り込むことなく、あくまでも情報収集として行うこと。探っているのは盲点なので、そう簡単に見つかるものではありませんから。
ひとまず、作用しているであろうと思える情報をたくさんキープしておきます。でも、一番影響があるのがどれなのかをあえて決めません。これは精神的に非常にモヤモヤする状態ではありますが、そこをぐっとこらえるのも保留力というものです。
この方法はひとつの映像を作るのに、何枚もレイヤーを重ねていくのと同じではないかと考えています。1枚で完成させる方が楽かもしれません。原因を探るのも言葉ひとつで決めてしまう方が早そうですが、それでは本質が見えてこないのです。何度も重ねて、何度もインプットしてこそ見えてくることがあるはずです。
探るうちに見えてくるものがありました。もちろん、それまでも神旅®やさまざまなセミナーで神社や産土神のことに連動し、重要なポイントとして龍神のお話はしてきました。ですが、龍神をメインに話をすることはありませんでした。
というのも、龍神の話というのは誤解を生んでしまう恐れがあるからです。
龍神とは本来、運気の流れや川の流れといった流れを表す存在です。そこから天体が流れとして動く、時代が動いていくというのも、龍神の動きとする捉え方をしているだけです。なので、絵に書いたような龍神が目の前に現れて、そこから劇的に何かが変わっていくなどといったことを龍神たちは求めているわけではありません。
そのようなことを考え続けていたところ、ある日の朝、半覚醒のような状態でぼやーっとまどろんでいると、龍神のための座学セミナーのチラシのデザインが夢の中に投げ込まれてきました。朝起きて、せっかくデザインが来たのなら、やるかどうかはともかく形にしてみようと、朝の支度をする前に、全部手書きでそのチラシの図案を書き、結構いい出来だなと思いFacebookに投稿しておきました。
すると、なんと45分後にサンマーク出版の編集の方から「龍神の本を出しませんか」というご連絡が。そこから出版の流れが始まりました。さらに、そのセミナーをやりますと公表した途端、外耳炎はおさまり、何事もなかったかのように、業績も落ち着き、スタッフについても新しい体制へとスムーズに移行していきました。
龍神がセンターに、そしてまた地縁ネットワークが変化して
出版のオファーにまずはお話を聞きたいとお返ししました。伺ってみないことには自分が本を書くに足る状態なのかの判断がつかないからです。そこからやり取りを始めて、結果として、私の1冊目の著作『「龍使い」になれる本』を出版するに至り、その後、さまざまな形で出版業界に携わることとなりました。
これまで、アテアで行う神旅®やセミナーと並行して、出版という形で、龍神たちが伝えてほしいということをある意味、代弁してきました。これにはセットになっている神様方の想いが必ずありました。時代の状況により、たまたま龍神たちが前面に出ていたということだったのです。
2014年からは龍神たちに関連する地縁ネットワークを徹底的に掘り返してきました。それが近頃、ひと段落し、次の2027年に向けて、また地縁ネットワークが大きく切り替わってきたのが今年2025年からなのです。
このエネルギーの種類の変化とは、前面に出てくる神様が変わっていくということです。龍神たちがいなくなるということではもちろんありません。神様方はチームでサポートをしていくもの。ですから、センターもその時々で変わるということです。
ですから、これからは龍神たちがセンターではなくなることも増えてくると思います。ただし、龍神には龍神にしかできない「流れを作る」、「流れをつなぐ」といった役割があります。あるいは、産土神を始めとする土地神は、基本的にはその土地からは動けません。
そこで、産土神が私達人間をサポートや後押しをしようというときには、その神様方に対応する龍神がまるで宅急便のように動きをつくってくれます。産土神や神様方、龍神たちが私たち人間と一対一だけではなく、関連するチームとしてサポートしてくれているのです。今後はそういったこともお伝えしていけたらと思っています。
神様の広報部長として指針セミナーを
先日出版した『変化の時代を目覚めて生きる 龍神タロット』に至るまでの龍神に関する本の中で、常にお伝えし続けてきたのは、あなたの「自力」がとても重要だということ。その自力の見い出し方や活用の仕方のための考え方やワークなどをお伝えしてきました。
自力という意味でも、「誰もが必ず誰かの力になれるのだ」という根幹にある想いを忘れないでいただきたいのです。「自分には何もない」、「自分にそんな力はない」、「自分は誰かのために何もできない」、あるいはそもそも「誰かのことを思うことができない」といった自分を責める言葉ばかりが内面に渦巻いている方が本当に多くいらっしゃいます。そんな想いが生み出される思考は外部要因からつくられていったことがほとんどだと思います。
なぜなら、「おぎゃー」とこの世に生まれ出たとき、そんなことは誰も思っていないはずです。もちろん成長して、社会性を身に付ける中で、全てが自分の思い通りになるということはないでしょう。
それにしても、他人と比べて自分を責めたり、自分の中には何もないと思ったりといったものに侵食されている方が多いのです。
そういったものを取り去っていきたいという気持ちが龍神たちの想いと一致したことから、龍神たちの想いを代弁するような形でこれまで本やカードを出版させていただいてきたわけです。
さらに、ここからは私たちも目には見えない世界というものに対して、ただ何かを与えてくれる存在である。あるいは、何もない自分にそれを足すことで何者かにしてくれる存在であるといった考え方を、改めていかなければならない時代がやってきます。
皆さまの中には必ず「何か」がすでにあるのです。これまでのご経験、あなたにしか伝えられない感性や言葉、想い、振る舞いなどが。それが何であるかを見出せていなくてもいいので、まずはそのような「何か」があるから、あなたは今そこに存在できているのです。そんな意識を持って進んでいっていただきたいと思っています。
あなたの中に必ずある自分らしさはこれからの時代、重要な要素となります。あなたらしさを否定したまま2027年を迎えるのは非常にもったいないことです。
そのためのサポートや後押しをしてくれるのが龍神や産土神をはじめとした多くの神話にも登場しているような神様方です。
そんな神様方の広報部長だと思って、私は出版やアテアのセミナーを行っています。
中でも、半年ごとに行う指針セミナーはその半年のリーダー神様の本質や先人たちがどうお付き合いをしてきたのか、その神様の名前や神話の背景なども含めて、理解していくためのもの。相手を理解するからこそ、その半年間にしっかりとし神様との脈が繋がって、後押しを受け取りやすくなるからです。
これからも、私は神様方の広報部長としてさまざまな活動を続けてまいります。指針セミナーや神旅®などのセミナー、出版物など皆さまの受け取りやすい形でお届けできましたらと思います。
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