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風の時代と龍神タロット(前編)~渦中にいるからこそ大切なバランスと歴史に馳せる想い~

2025年03月14日

本格的な風の時代への移行を前にして、何かと不安をあおられるような出来事も多いこの頃。
時代の変化の渦中にいる今こそ、風の時代の新たな価値観を先取りして、落ち着いていきたいものです。

なぜ、龍神タロットが風の時代を進むための強い味方になるのか、前回の風の時代だった鎌倉時代のエピソードも交えてお伝えいたします。

龍神タロットの大きな2つのポイント

先日、神保町の書泉グランデさんにて龍神タロットのイベントを開催していただきました。金曜日の夜というお忙しい中、多くの皆さまにご参加いただき、うれしく思っております。本当にありがとうございました。
この書泉グランデさんの4階では古今東西さまざまなタロットカードやオラクルカードが取り扱われています。他にはなかなかない驚くほどの品ぞろえです。

そのようなカードの中に龍神タロットも並んでいるわけですが、既存のカードとは異なる大きなポイントが2つあります。

まず1つは、「統合」です。
タロットカードは、西洋で生まれたものですので西洋の文化、思想に根差しています。ですから、日本人の感覚ではしっくりこない部分もあるかと思います。
それに対して龍神タロットは、タロットカードを極東といわれる日本を受け皿として受け止め、東洋のものの見方、特に日本の思想やものの見方、人間心理を統合してつくり上げたもの。まるでコーヒーと牛乳が絶妙に混じり合って出来上がるカフェオレのように、西洋と東洋、日本の考え方が調和したカードです。

そして、もう1つは、「陰陽」という捉え方です。
タロットカードには正位置、逆位置というものがあります。カードを並べたときに絵柄の通りに出ているのが正位置、逆さまになっているのが逆位置で、逆位置というとネガティブなイメージを持ってしまいがちです。内容はともかく、逆ということそのものが心理的な抵抗感となってしまうとでもいいましょうか。


とはいえ、人間が成長していく上では、逆風も必要です。抵抗感を、単なる嫌なものとしてではなく、捉え直して活用していくことが重要です。
「正しい」「正しくない」ではなく、エネルギーの方向性がどちらに向いているのか。それを意識して行動を考えたり内省したりといったことを龍神タロットでは「陰陽」としてお伝えしています。

そもそも「陰」というのは、陰鬱で暗いなどということではありません。
内側をじっくりと見つめるイメージ。時間と手間をかけて発酵食品をつくるように、お酒を醸すように自分の中の新しい考え方を見つけていく。普段、忙しくて外にばかり向いていた目を内側に向けて、自分の本心や周囲の方々の声に気付いていく。それが龍神タロットでいう逆位置である「陰」です。
つまり、逆位置というのは、何かに意識を向ける際、焦点を当てるところが違うだけのこと。

焦点の当て方次第で気付くものは変わっていきます。
外に向けるか内に向けるかだけでも違うでしょう。例えば、同じ事柄でも自分が悪い、ダメだと思うところに当てるのと、ここはうまくできたというところに当てるのでは、まったく違う印象になります。
失敗したとしても、失敗したのが嫌だ困ったというところではなく、どうして失敗したのだろうという部分に当てるならば、気付けるものは大きく変わります。

このように一つひとつ、カードの「陰」のどこに焦点を当てて考えていくのが良いかとお伝えしていくのが龍神タロットなのです。

無形のものが優先される風の時代になじむ龍神タロット

龍神タロットは、カードそのものの意味を読むというよりも、カードをきっかけとして自分自身の内側を見つめるものといった方がわかりやすいかもしれません。その焦点をどこに当てるかなどは意識的なことで無形なものです。このように無形なものにエネルギーが注がれていくのが風の時代です。

まずは、無形である自分の意識の中を見つめ、埋もれていたヒントに気付いていくことが大切な種となります。そして、その種がどういうものなのかを把握し、エネルギーを注ぎ、実際の行動を繰り返していくことで物理的な現実へと変化していきます。

ここが土の時代とは逆なところです。土の時代は優先順位として有形のものが一番で、最終的には無形のものも大事にした方が良いとなっていたはずです。とにかく、目に見える形で実績を上げた人ほど周りへの影響力が大きかったのではないでしょうか。わかりやすい肩書を持っている、大きな数字をあげている、そんな人たちが注目されていた時代でした。

無形のものが重要視される風の時代だからこそ、「陰陽」を捉える龍神タロットの役割は大きくなります。

龍神タロットにより、心、感性、意識といった無形の部分の「陰」と実際に行動するという「陽」の部分の両面を見ていくことができるのです。
見ることができるということは、バランスを取ることもできるということです。ここでいうバランスとは、天秤の釣り合いが取れるようにフィフティフィフティであるのが良いということではなく、状況に合わせて割合を変えていくということです。


無形と有形つまり、内省と行動のバランス。自分の感性と論理。あるいは自力と他力。といったように、さまざまなバランスをちょうどよく保ち、ときには割合を変化させるためのサポートをしてくれるのが龍神タロットなのです。

迷いがある今こそ注目したい鎌倉時代

さて、風の時代が本格化し、時代の変化を皆さまも肌で感じていることでしょう。ただ、実感しながらも、具体的にどうしていけば良いのか迷っている方も多いことと思います。時代が大きく変化すれば、何から始めれば結果に繋がるのかという方程式も変わっていきます。ところが、次の新しい方程式を見出せるほどまだ風の時代が進んでいるわけでもありません。そうなってくると、混沌とし、不安感が増していきます。不安への耐性がないと、そこにズブズブと埋もれやすくなりますし、不安が焦りとなり、判断力が鈍ります。

そんな渦中にいるときこそ、参考になるのが歴史なのです。
文明・文化がどんなに進んだとしても、人間の根本的な心理はそう大きくは変わっていないものです。であれば、同じような状況の過去をお手本にするのは良策です。

歴史といっても、人物や出来事に焦点を当てるのではなく、前回の風の時代というくくりで歴史を振り返ってみるのです。

今から800年あまり前、平安末期から鎌倉時代が、まさに風の時代です。
この時期で一番大きなポイントは、日本初の武家政権ができたということです。

幕府の存在というのは日本史を学ばれた皆さまにとっては当たり前と思われるかもしれませんが、他の国ではあり得ない状況です。

どのようなところでも、権力争いの末に新たなトップが立つと、前の権力者は追い落とされ、場合によっては命を奪われます。しかし、日本の場合は、トップとなった幕府とともに、それまでトップだった天皇家や公家も並列して存在させていたのです。

これこそまさにバランスというもの。しかも、他では「あり得ない」ことです。

しかも、幕府が事実上のトップになったという状況に天皇家や公家は意識を変えられませんでした。いつまでも自分たちの方が上位だとばかりに幕府に挑んでいきます。それが承久の乱などの戦いです。結果的に天皇家が負けて、後鳥羽上皇が島流しにあいます。これは日本の歴史上初めてのことであり、衝撃的な出来事です。
いくらなんでも天皇や上皇を島流しにするなど「あり得ない」という意識は幕府内にもあったはずです。
けれども、天皇家や公家をないものにはせず、形式上は尊重しながらも、どちらの立場が上であるかをはっきりさせる必要があると「あり得ない」ことを強行したわけです。

現代の「あり得ない」も歴史に照らしてみると得られる納得感

「あり得ない」ことが多く起きた鎌倉時代を振り返りつつ、現代を見ると思い当たることがいくつも浮かんでくるのではないでしょうか。
テレビ局の問題、政治問題など、土の時代までの感覚では「あり得ない」ことが頻発しているように思います。

私たちは時代の変化の渦中にいます。
鎌倉時代の衝撃的な出来事の後には戦国時代を経ながらも幕府による安定した政治が形づくられていきます。


今の私たちは、まだここからどうなるかはわかりません。ですが、同じように進んでいった歴史の流れを参考にして、落ち着いて未来を見つめていきましょう。
そして、必要以上に揺らぐことなくバランスを取るためにも龍神タロットを活用していただけたらと思います。

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