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心が弱っているときこそ神社へ。ビジネスパーソンが物事を進めるために 本当に必要な心のよりどころを得る

2024年10月27日

アテアでは、神社を切り口としてそれぞれの土地にまつわる歴史や先人たちの知恵をお伝えすることにより、あなたの望む未来の実現の方法を探るお手伝いをしています。

お伝えしている中でも、神社が心のよりどころであるというのは強く推したいことのひとつです。

神社がなぜ心のよりどころとなるのか、それは社会生活においてどのような役割をするのかなどについてお伝えします。

揺らぎそうになるのを支えるのが心のよりどころ

人間生きていれば順風満帆な時ばかりではありません。ましてや、運気の流れが激しく動き出す2025年以降、強い信念を持って進んでいたとしても、進路を阻まれたり、引き戻されたり。かと思えば思いもよらない方向へと勢いよく押し出されたり……と目まぐるしい動きの中、不安を感じることもあるでしょう。そうなってくると揺らぎそうになるのを支えてくれる心のよりどころ、安全基地が必要となってくるものです。

本来であれば、人間同士がお互いの安全基地になれれば良いのですが、何かが起きた時、すぐにでも寄り添いたい、駆けつけたいという気持ちがあったとしても、それがかなわない状況もあるもの。遠いところに住んでいるからということもあるでしょう。よりどころとしている方がすでに他界されているということもあるかもしれません。

そんな時、心のよりどころとしてあなたを支えてくれるのが神社なのです。

神社といっても、建物という実体としての神社というより、神社と共にある土地そのものや土地に連なる先人たちの想いなどとの繋がりがあなたを受け止め、不安や心配を和らげてくれるはずです。そして、その繋がりはいつまでも色あせることがありません。

ところが、明治以降の欧米諸国に追いつき近代化を進めるための国の方針や時代の流れにより、このような江戸時代までは当たり前だった感覚が次第に薄れ、ないことになっていきました。

山や森や川といった大自然を自分たちが一緒に世界をつくっていく相手として捉えるのではなく、単なる「そこにあるもの=物体」として捉えるのでは、大自然や神社はまったく別のものになってしまいます。

そのようにして、神社が心のよりどころであるという感覚は、なかなか得難いものになっているのではないでしょうか。

実は、アテアが神社を切り口としてさまざまなことをお伝えしているのは、この「神社は誰しもの心のよりどころになり得る」という信念があるからこそなのです。

なぜビジネスの場において心のよりどころが必要か

「心のよりどころを持つ」という心理的安全性の確保というのはとても感覚的なことです。
感覚的なことではありますが、ビジネスの場においても決して軽んじてはいけないものでもあります。

そもそも、事業というものは「人」と「物」と「お金」で回っています。

この3点がさまざまな形で掛け合わされることにより、利益を生み出しているわけです。このうち、「物」と「お金」は手元にある量が決まったら、それ以上にはなりません。

例えば、1,000万円はそのまま置いておけば1,000万円でしかありませんし、社用車として車を10台リースしたらそれは10台の車のままです。

3つの中で可変性があるのは「人」だけです。1人の人間の中には多くの可能性が秘められているからです。

その人が持っている強みが他の誰かと結びつくことにより、1人以上の成果を出すというのはまれなことではないでしょう。

ですが、逆にその人が苦手とする場に配置されてしまうと、能力が十分に発揮されないどころか、マイナス要素ともなりかねません。

人手不足が加速する昨今、人が減るなら人を増やせば良いという単純な考えではなく、それぞれの適性を見極め、可能性を開いていくというのが、経営者として求められるところです。人の数で不足を埋めるのではなく、一人ひとりがモチベーションと共に十分な力を発揮しつつ働いてもらうことが成果に繋がっていくはずです。


これは組織人の側でも同様で、自分がどの立場であれば働きやすく、会社に価値を提供しやすいのかを考えていくのはこれからの時代に大切なことでしょう。自己価値を見出だしてそれを役立てていくことが、将来的に自分のメリットにもなるのです

いずれの立場であっても、その頑張りを支える根幹にあるのが、心理的安全性です。

それぞれが心のよりどころを持たず、不安定なまま働いていると、どんなに人間関係が良くても、そのまま受け入れられないということも起こり得ます。

自責な気持ちが強ければ、「自分はダメかもしれない、能力の高い周りの人たちに迷惑をかけているのでは」と思うでしょう。反対に他責が強ければ「自分はこんなに頑張っているのに周りのせいで仕事が思うように進まない」となってしまいます。

極端な例かもしれませんが、そのような状況に陥るのは、「どんなことがあっても自分は大丈夫」と思える心のよりどころがないから。
心の安心安全のためのよりどころを根付かせるというのは、気兼ねなく仕事を進める上でも、やはり必要なことなのです。

足元がしっかりしているからこそ思い切り力をこめられる

昔から「根無し草」という言葉が示すように人間は大地から離れては生きてはいけません。
自分にとってのよりどころとなる土地という感覚を思い出すだけでも、絶対的な安心感を得ることができるはずです。この安心感とは、人生や自分自身に対するものです。

例えばビジネスの場で、たくさんの資格を取り、実績を積み、人脈をつくり……と努力し頑張り続け、周囲からどんなに褒められたとしても、心のよりどころを見失ったままであれば、自分自身が心底納得できないといったことが生じます。

それはやはり土台がないから。どんなに積み上げても、底なし沼の中にせっかく得たものを投げ入れ続けているようなものです。

心のよりどころという土台があって、足元がしっかりしているからこそ、自分に存分に負荷をかけて力を付けていくことができるのです。

そのことを経営者をはじめとする、すべてのビジネスパーソンの皆さまに今一度思い起こしていただけたらと考えています。

土地や大自然そのものである神社について学ぶことは、心のよりどころを根付かせるための近道と言えます。
ぜひ、これからもご一緒に、神社と大自然について学んでいきましょう。

こちらのブログでも心のよりどころとなる神社についてお伝えしています。
「神社は心のふるさと」 風の時代の今こそ意識したい心のセキュアベースとしての神社

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人生はフルマラソン。経営はその一区間です。長距離だからこそ、適切な緩急が大切ですね。X(Twitter)でも歴史、神社、史跡を題材に経営力を高めるためのヒントをつぶやいています。

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