春分の日を目前にして、ようやくコロナ禍の影響も落ち着きを見せてきました。しかし、ウクライナ情勢は収束の兆しも見えず、社会全体の不安感も残る今日この頃。心が休まらない日々をお過ごしのことと思います。

ただ、時代の流れは常に動き続けているもの。

今回は、時代の変化とそれに対する在り方について、お伝えします。

2023年から2027年で訪れる大きな変化

新型コロナウイルスに関する政府の方針も次第に緩やかになり、ようやく出口が見えてきました。コロナ禍前とはまだほど遠くはありますが、徐々に動きも活発になってきていますね。さらに、今後も社会状況に大きな変化が起きてくるかも……といったら驚かれるでしょうか。

というのも、2023年から本格化した「風の時代」の影響が大きく現れてくるのが、ここから5年の間といわれているからです。

具体的に何が起こるかはわかりません。新型コロナウイルスの流行も、誰にも予想できませんでした。そして、私たちは大きな衝撃とともに社会生活に急ブレーキをかけることとなりました。

変化というのはそういったものです。時代が入れ替わるときには、陰と陽が激しく混じり合うため、世の中が大きく動くのは当然のこと。決して悪いことではなく、むしろ、実はおめでたいことでさえあるのです。

しかし、やはり人として、ましてや経営者の皆さんであれば社会状況のこれまでとは異なる動きには不安感を抱いてしまうことでしょう。

長期的視点で変化を受け止める

先行きの不透明感は、経営者にとっては常に不安が伴うものですね。進むのがいいのか、引くのがいいのか。新規事業を起こすにしても、資金調達など、どこを決め手にしたらよいのか迷うこともあるかもしれません。

そのような不安の中にいると、早く心を落ち着かせたいと、答えを急ぎたくなるもの。

「自分はどうしたらいいだろう」
「次の一手はどう打ったらいいか？」

早く答えを出すための問いで頭がいっぱいになり、焦って、適切とはいえないものを選び取ってしまう危険性もあります。

あるいは、安心感を得ようと、本来は不要な情報を取り込んでしまうことも考えられます。自分が安心できる情報にたどり着くまで、パソコンやスマホの画面を追い続ける……などということにもなりかねません。

ここで考えたいのは、時代の移行というのは短期的に結論が出るものではないということ。

例えば、「運気が上がる」と聞いた時。多くの方は「自分にとって良いことが起こる」とイメージされるのではないでしょうか。ですが、時が流れてみると不要なことであったり、都合の良くないことだったりというのはあることです。同様に、時代の大きな流れで見ると、物事の良し悪しはその瞬間だけでは判断しきれないものです。

ですから、これからの世の中の状況もその一瞬、一瞬で判断したり、悲観的になったりしないようにしましょう。長期的な視点を持ち、今、起きていることをそのまま感じ取ることを意識してみてください。

暗いトンネルが新しいステージへのショートカット？

不安な気持ちを持ちながら、さまざまな決定をしていくのはしんどいですよね。

先行きが読めない状況というのは、トンネルをくぐっているようなもの。でも、暗いトンネルを通るということは、険しい山道を登らないで済んでいるわけです。危険を回避しながら一直線に目的地に向かって進んでいるのです。

今、暗闇の中を手探りで進んでいるように見えて、実は次の新たなステージに向けてショートカットしていると考えましょう。

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今の状況を嘆いたり、焦ったりすることなく、そのずっと先を見つめていくことが大切です。自分軸をしっかり定めて「今」を感じ取り、経営に生かしていきましょう。

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