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本格的な「風の時代」へ 経営に取り入れるべき思考とは

2022年12月18日

2020年末から始まった「風の時代」。西洋占星術の考え方ですが、さまざまな分野で話題になり、耳にすることも増えました。

2023年からは本格的に「風の時代」の影響が現れてきます。今回は、「土の時代」から「風の時代」へと移り変わることが、経営とどのような関わりがあるのかをお伝えします。

「土の時代」から「風の時代」へ 時代の移り変わり

「風の時代」が始まったのは2020年の12月22日。既にそれから2年近くが過ぎ、いよいよ2023年からは「風の時代」の影響が色濃くなってくると言われています。

これまで約200年の間「土の時代」が続いてきました。「土」、「風」というのは時代のエネルギー的な違いを表しています。他に「水」、「火」など、それぞれにエネルギーの特徴があり、ひとつの時代は200~250年続くのです。

その変わり目に私たちは立ち会うことになったわけです。本来、大きな時代の変化というのはすぐさま起こるものではありません。一日、日が変わったからといって、それまでの時代の強い影響がゼロになり、100%新しい時代に生まれ変わることは絶対にあり得ません。じわりじわりと新しい時代のエネルギーが入り、長い移行期間を経て前の時代のエネルギーが薄まっていきます。

ですから、その移行期間のうちに「土の時代」に当たり前だった価値観を「風の時代」のものに少しずつ変化させていくこと。それが経営者やビジネスパーソンとしても望ましいのです。

【関連記事】鎌倉時代は「風の時代」だった!歴史に学ぶ風の時代の生き方

「風の時代」の価値観の移行に戸惑わないように

「風の時代」を象徴するキーワードは「言葉」、「思想」、「ボーダレス」、「情報」、「シェア」などです。コミュニケーションや雰囲気など目に見えず、数値化できないものに大きな価値を置く時代となっていきます。

一方、「土の時代」は、目に見えてわかりやすい価値…、物質やお金を重んじる時代でした。「土の時代」が始まった頃、ちょうど産業革命が起きています。それをきっかけに大量生産・大量消費の時代が始まったといっても過言ではありません。エネルギーの方向性が歴史の動きと見事に合致しているのは面白いですね。

「豊かさ」とは、物質的にいろいろなものを手にすること。そのような考えが日本でも根付いていたと思います。ゆえに、肩書や人脈があるのを良しとする傾向が強かったはずです。例えば大企業に入れば安心。そのためにもエスカレーター式の有名校に入れればという考えもあったでしょう。

もちろん、それが悪いということではありません。ただ、無形のものが主立ってくる「風の時代」が進むにつれて、「土の時代」の価値観だけにとらわれていると、経営の面でも次第に時流に乗り切れなくなる恐れがあるということです。だからこそ、「風の時代」の傾向を先取りし、自分なりに取り入れていく必要性があります。

「風の時代」の経営のために大切にしたいこと 

「風の時代」は物質的なものではなく無形のものに重きが置かれる時代です。経営面から考えると、コミュニケーション、知性、考える力などが求められるでしょう。

例えば、コミュニケーションの充実は経営やビジネスシーンにおいて、当たり前のことだと思います。ただ今後は、同じコミュニケーションであっても五感をフルに使うことを意識してみましょう。コミュニケーションの際の感情や感触は数値化できません。ですからこれまで、そういったものは見過ごされてきたのではないでしょうか。

ですが、これからは目に見えるデータだけではなく相手と接する際の雰囲気などにも気を配ってみてください。実績や言葉だけでは測りきれないものを感じ取ることができるかもしれません。良かれと思って進めたものでも違和感がある時には、何か問題が潜んでいる場合も。このような感覚を磨くことがとても大切になってきます。

また、「土の時代」の高度経済成長期のような目に見えて右肩上がりの成長は今後望めないかもしれません。とはいえ、成長がストップするわけではなく、成長の仕方や見え方が変化していくのです。

でも、「土の時代」を経てきた経営者としては、歯がゆさを感じるかもしれません。そこで、どのような状況にも耐えうるタフさを身につけること。これも今後、経営者として必要になってきます。

「風の時代」の力は石をも風化させることも

全てがリセットされるわけではないのが新しい時代のスタート時点です。そもそも「風の時代」になったからといって、「土」、「水」、「火」のエネルギーがなくなるわけではありません。すべてのエネルギーの中で、今は「風」がセンターになっているようなイメージです。ですから、他のエネルギーの要素のことも考えてバランス良く行動しましょう。

そして、風は絶えず吹き、大気を動かします。その力は風化を起こし、石を削り取ってしまうほど。「風の時代」には石を削ぎ落としていくように、失敗などで自分が抱えているものを取り去っていく力があります。

もちろんその失敗で何かを手離したとしても、成功につながれば結果的には良いことです。しかし、何の心構えもなく、自分が大事に思っているものを手離すことになったとしたら……。

「風の時代」には、自分の覚悟の上で効果的に失敗を先取りしていくことを考えてもいいかもしれません。「効果的な失敗の仕方」については、また別の機会にお伝えいたします。

経営をシフトするためのお手本となる歴史や神社風土史

「風の時代」の大きなポイントとなる「目に見えないもの」や「形のないもの」の最たるものと言えば、歴史や私がお伝えしている「神社風土史」です。

もちろん形はありませんが、先人の知恵や営みというのは、これからの時代の経営を乗り切るためのヒントや示唆の宝庫なのです。

折しも、本日最終回を迎えるNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の舞台である鎌倉時代は「風の時代」でした。その当時の人々の想いを鏡として、2023年からの経営戦略を練るのもよいかもしれませんね。

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人生はフルマラソン。経営はその一区間です。長距離だからこそ、適切な緩急が大切ですね。X(Twitter)でも歴史、神社、史跡を題材に経営力を高めるためのヒントをつぶやいています。

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