ブログ
皆さん初めまして。大杉光輝と申します。
これからアテアブログで月に1回程度、執筆させていただくことになりました。
どうぞよろしくお願いいたします。
今回は、私自身がどんな人間なのかについて、「艦内神社」を切り口に自己紹介させていただきます。最後までお読みいただけるとうれしいです。
ゲームがつないだアテアとのご縁
私、大杉光輝は、アテアの社員であり、代表の大杉日香理の次男でもあります。現在、撮影や巡拝を始めとする、さまざまな社内業務に携わる傍ら、「艦内神社」について探求を重ねております。
とはいえ、最初から、アテアの仕事を進んでやりたいと思っていたわけでもなく、神社やアテアのサービスに関心を持ったのはひょんなことからでした。
元々、私はミリタリー系のものが好きで、そこから次第に海軍や軍艦に興味を持つようになりました。そして、「自分はオタク!」と標榜するほどのゲーム好きでもあります。そんなある日、友人からとあるゲームに誘われました。
そのゲームとは「艦隊これくしょん‐艦これ‐」。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、戦艦を擬人化したゲームで、プレイに夢中になるにつれて、どんどん軍艦にハマっていきました。と同時に、軍艦を巡る史実や背景も気になり、調べていくようになったのです。
そして、歴史好きの母にもいろいろ話したり、尋ねたりするようになりました。そうすると、軍艦関連の歴史だと、案外、母でも知らないことがあるのだという発見もありました。
その頃、私は高校を休みがちだったのですが、母から「巡拝に一緒に行ってみない?」と誘われ、せっかくだからと行ってみることにしました。
そうして訪れたのが京都府の由良川の近くにある由良神社でした。
なんと、そこは「艦隊これくしょん」の中にも出てくる軽巡洋艦「由良」の艦内神社に分霊を行った神社だったのです。
これが、私の艦内神社との出会いでした。そして、母の仕事と私の趣味が意外なところで掛け合わされていくのが楽しくなっていきました。その後は、積極的に巡拝にも同行するようになり、気付くとアテアの社員として働き、今に至っています。
日本の軍艦に鎮座していた艦内神社とは
さて、艦内神社というのは、あまり耳なじみのない言葉かもしれません。
艦内神社とは、戦時中、日本が所有していた軍艦の艦長室にある神棚のこと。
その神棚に祀られる神社にはいくつかのパターンがありました。
まずは、艦名に由来する神社の御札が祀られているというもの。
中でも有名なのは戦艦大和です。
戦艦大和には、奈良の大和(おおやまと)神社の御札が奉納されていました。
実はこの場合、「大和」という名前をつけたから大和神社からというのではなく、逆に「大和」という名前をつけたいがために大和神社の御札を受けたのだといわれています。
日本の信仰として、神様の力を軍艦に宿すという儀式的な意味も含めて神社の名前を軍艦にいただくということもあったようです。
神社に由来する名前と艦内神社が存在していたのは戦艦以外に、航空母艦、巡洋艦の一部にあります。
その他の艦種として駆逐艦、潜水艦もありましたが、駆逐艦は基本的には、月の満ち欠けや黒潮、風などの自然現象を名前にしているものも多く、特定の神社との関連が見られる艦内神社はまれです。このような艦については伊勢神宮が祀られていたようです。
ようです……というのも、不明のまま埋もれてしまった艦が何隻もあるからです。現状として艦内神社については、いまだにわからないことだらけなのです。
艦内神社の視点から日本の神社を捉える
わからない、あるいは調査が進まない理由としては、沈没してしまったままというのも、もちろんありますが、艦内神社に関するデータが極端に少ないということもあります。もし、旧日本軍に情報が存在していたのだとしても残っているということはあり得ないでしょう。
また、資料や情報が現存しているのは、ほとんどが艦内神社に分霊をしたことがはっきりとわかっている神社ばかりです。
艦の名前と神社の名前が一致していれば調査もしやすいですが、そういうわけにもいきません。例えば、巡洋艦の一部には山や川の名前がついていました。その名前から予測して、山や川をご神体とする神社を探していくということができないでもありませんが、かなり大変な作業です。
そんなことから、艦内神社の全貌を明らかにするというのは、相当に難しいことと思われます。
一方で、サルベージされた戦艦陸奥の艦体の一部などが展示される山口県周防大島の「陸奥記念館」や福岡県北九州市の小倉にある駆逐艦3隻を土台として作られた軍艦防波堤といった、当時の軍艦の様子が見られる場所も国内にはいくつかあります。
あるいは、大和神社の境内には戦艦大和の艦内神社にまつわる石碑が立っています。
わずかでもこういったものが残っていると、たとえ興味がない方であっても、たまたま目にすることで、レアな存在である艦内神社に想いを馳せていただけるのではないかと思うのです。
そこで、私が今後取り組んでいきたいのは、艦内神社の視点から日本の神社を捉え、さらに、艦内神社の存在が忘れてしまわれないように、何かしらの行動を起こしていくこと。
そのためにも、まだまだたくさんの神社を訪れていきたいと考えておりますし、皆さまのためにも有意義な情報をご提供していけたらと思っております。
これから、代表 大杉日香理とは異なる切り口で、ブログを展開していきたいと思いますので、お付き合いいただければと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
こちらの記事では、代表 大杉日香理の幼少の頃の様子をお読みいただけます。
私にとっての神社~遊び場から歴史をひもとく地へ
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