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ビジネスや経営に役立つ 大杉日香理流 漫画のススメ

2023年03月19日

いまや漫画は日本の文化の一つと言っても過言ではありません。しかし、漫画をビジネスに生かす参考書としている方は少ないのではないでしょうか。

私は漫画を読むのが大好きで、結構なシリーズを読んでいる方だと思います。これまでも経営に生かせるヒントを漫画から得てきました。

今回はビジネスや経営に生かせる「漫画」の効果について皆さんにお伝えします。

漫画の世界で鮮烈な疑似体験を

何といっても、漫画の大きな特徴は絵で表現されているところ。それは内容がフィクションであろうとノンフィクションであろうと変わりません。三次元である現実世界で、五感を駆使しても感じられない現象を描き出してくれます。まずは、ここが大きなポイントです。

どんな漫画にも作者が伝えたい主題があります。それをいかに読者の感情をかき立て共鳴しつつ最終的に心地良い読後感で完結させるか。

漫画家の皆さんはそんなふうにストーリーを作り上げていくのです。エモーショナルなものにするためには、想いをどのように表現していくかがカギ。優れた漫画は、作者の想いが絵とうまく組み合わされ相乗効果により心に強く訴えかけてきます。

エモーショナルなものにはリアリティがあります。このリアリティが私たちに鮮烈な疑似体験をもたらすのです。

しかし、限られた時間の中で世の中のあらゆる体験をするのは不可能です。ましてやタイムスリップや異世界に転生することはできません。ですが、漫画であれば歴史上の出来事もファンタジーの世界も体験することが可能です。そして、そこにリアリティを感じられるほど、人間の脳は疑似体験として感じ取ります。結果として、経験値として蓄積されていくのです。

大杉日香理流 漫画の読み方

ここで、私の漫画の読み方を紹介します。まずはストーリーを楽しみつつ、自分が何に反応するのか内省しながら読み進めます。例えば、好きだったり苦手だったりするキャラクターがいるとします。そしたら2回目以降はなぜそのキャラクターが好きなのか、苦手なのかを考えながら読みます。

すると、「自分はこのような人材を求めているのか」。もしくは「こういう人たちのこんなところが苦手なのか」など傾向が見えてきます。

漫画のキャラクターを鏡として、現実の人間関係が思い浮かんでくるのです。そして、苦手なキャラクターのことを深掘りしながら読むことでキャラクターを身近に感じ始めることもあります。

さらには、苦手意識のある人のことも、キャラクターを通して少し理解し始められることも……。これも漫画の副次的作用と言えるでしょう。

『NARUTO』で感じる物語の緩急と視点の工夫

さらに、それぞれの作品のコマ割りの仕方を見ていくのも漫画の面白さの一つ。映画やアニメだと、画面の大きさは全部同じです。画面の中に小さな場面があって、あとは真っ黒に塗りつぶされているなんてことはありませんね。

漫画は画面上に緩急をつけるためにコマの大きさを変えたり、一つのコマの中に描き込む線の量を増減したりされています。間を取るための捨てゴマというものもあります。重要なものを際立たせ、臨場感を出すため、わざと線の量を少なくしているコマなどもあるのです。

数々の漫画の中でも、『NARUTO』のコマ割りは特筆すべきものがあります。 コマの描き込みの密度を加減しつつ、映画のカメラワークのような視点でコマを割っているのです。なので、コマを追っていると映画を見ているような印象を受けます。動くことのない漫画からそのような視点の捉え方が感じられるのはすごいことだと思います。

『ONE PIECE』はクライマックスから前後のストーリーを動かす

もう一つ、おすすめしたいのは『ONE PIECE』。クライマックスを中心とした前後のストーリーの組み方が素晴らしいのです。読者に伝えたい想いを際立たせるために、その場面に向けて、どんな要素、コマが必要か、不要かが選ばれていると思います。

さらに、そのクライマックスの後、最後のコマに何を持ってくると印象的に終わるのかまでが考え尽くされています。

これを現実に置き換えてみると、仕事の上でのエネルギー量や行動量のクライマックスをどこに持っていくかの参考になります

プレゼンテーションや営業、朝礼での言葉、セミナーで講師をする。あるいは、文章を書くことも含まれるでしょうか。

相手に何かを伝えるために表現をする際、どのポイントを一番に伝えたいかを明確にし、それを強調するためにはどのように組み立てていくとよいのか。盛り上げ方や伝えたいことをきちんと印象付けるための方法を『ONE PIECE』の手法から学べるかと思います。

漫画を参考にビジネスに生かす視点を養う

これからのビジネスにはお客さまと共鳴し合えるストーリーが必要といわれています。しかし、自社に合わないストーリーではお客さまには響きません。自分なりにお客さまに伝えたい、お客さまに楽しんでいただきたいと考えるのであれば、漫画は絶好の参考書となります。

コマの大小や線の太さ・細さ、目の中の描き込みの濃さなど、繰り返し読むうちに気付きも増えるでしょう。その中に潜む意味や緩急を考えることがビジネスの機微にも繋がります。

自分の中の想いを昇華させ表現するためのツールとして、いろいろな漫画を読み込んでいきましょう! 

皆さんのおすすめ漫画があったらぜひ教えてくださいね。

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