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 「劇場版『名探偵コナン』」と「神旅®」~忘れ去られた神様との繋がり感を取り戻す~

2025年06月13日

「目の前にいるわけではないのに、遠い昔ここにいた方々と出会い、通じ合えたような気がした」

先日、「神旅®アウェイク」を行った宇佐の地で、歴史上の人物に共感し、ご自身の人生になぞらえて人生の意味を捉え直してくださった方がいらっしゃいました。

それはまさに、忘れかけていた神様との繋がり感を取り戻すということ

本記事では、私たちが忘れかけている神様との繋がり感の大切さとそれを取り戻すことが人生にどのような効果をもたらすのか。そして、宇佐での「神旅®アウェイク」で気付いた「劇場版『名探偵コナン』」と「神旅®」との意外な共通点についてもお伝えします。

「自分の人生を見つめ直したい」

「ここ最近頭打ち感を感じている」

そんな方こそ、古来、先人たちがお祀りしてきた大自然=神様との繋がり感を取り戻して、突破口を見出し、運をひらいていきましょう。

将来のビジョンを描くように祀られた神社の歴史や構造を読み解く

先日訪れた宇佐神宮は、全国に4万600社あまりお祀りされている八幡宮の総本宮。それだけの神社がなぜ、あの地にあるのでしょうか。それは、日本という国、歴史上の大陸との関係、地政学といった多方面を総合的に見ることにより、その理由が浮かび上がってきます。

これは、現代の日本においても同様でしょう。

日本国内のことを考えているだけでは、日本の国益を上げるのは年々難しくなっています。そして、海外からの移民や旅行客が増え、入ってくる外貨も増加。情報のスピードも加速する一方です。グローバルな視点で捉えなければならないということは、状況的には宇佐神宮が創建された1300年前も変わりなかったのです。

1300年前に生きていた方々がどのような想いでこの神社を作り上げていったのか。お祀りされている神様、建物や御神木の配置などを「神旅®」では現地で臨場感をもって捉え、それぞれに腑に落としていただきます。

それによって、先人たちが何を思い、何を未来に繋げようとしてそこに神様をお祀りしたのかが見えてくるのです。1300年前の名前も知らないどなたかがより身近な存在として感じられ、人間がいつの時代にも今できる最善のことを未来のために行動しているのだという意識が参加者の皆さまの中にも育っていきます。

これは、とても高尚なことのように聞こえるかもしれません。ですが、例えば会社のビジョンと考えたらどうでしょう。

会社として描く未来を成し得るために「このような商品やサービスを開発しています」というのと変わりはないはずです。個人であっても自分が望む未来を描き、それに向かって今できることをするというのは、1300年前の先人たちと同じこと。

ただ、そのビジョンを完全に成し遂げるには一人分の人生だけでは足りなさすぎるのです。

遠い未来にも過去にも自分は繋がっているのだという感覚

人生80年と考えても、自分の残りの人生のうちに、思い描いた未来に到達するのは難しいでしょう。会社にしても、自分が経営者という立場にあるうちに、全てのビジョンを達成するのは至難の業です。だからといって、希望がないというわけではありません。

伊勢神宮では200年後の式年遷宮のために木が植えられます。今、その木を植える人はその木が儀式に使われる姿を絶対に見ることはできません。

ビジョンというのはそういうものなのです。

自分の代や人生で形にならなくとも、次の世代やさらにその先の世代がより良い状態になっていたならば、自分が見届けることができなくても、何かを残すことはできる。自分がここで生きていたこと、悩み抜いたことなどが未来に繋がっていくのならば、人は耐えることができるのです。

この場合の耐えるとは、苦痛に耐えるということではなく、自分の力、元気が増えて、生き抜くことができるということ。別の言葉に置き換えると、「希望」が湧いてくるということです。

私たちもこれまでの人生において大きな問題に直面したときに奮起してきた経験があるはずです。特に、学生の頃などは世界が終わるような気持ちになったこともあるかもしれません。

それでも、「自分なりにできることをやろう」、もしくは、「今やれることはないから、おとなしく、じっくり良い流れがくるのを待とう」と、なんとか未来へと繋げていく行動をとってきたのではないでしょうか。

それは、どんなに打ちのめされても、自分の人生の終わりとともに世界が終わるわけではない、世界は必ず続いていくのだという感覚を持てていればこそのことです。

繋がるという感覚を取り戻すということ

ただ、明治時代への大きな時代の切り替わりであったり、戦前と戦後で歴史教育が分断されたりといった理由により「歴史がずっと繋がっている」という感覚を私たちは学ばずにきています。

もちろん、過去からの繋がりは、あなたの祖父や祖母など身近な方を思い浮かべれば感じられるというのはあるでしょう。

ですが、大きな歴史の流れからも自分は繋がっているのだという実感はなかなか持てないもの。それがないと、自分の人生がさらにその先へと繋がっていくという感覚も持つことができません。

そこで、「神旅®」では、この感覚をもう一度学び直し、取り戻すことを目指します。そして、先日の宇佐では皆さまが実際にそこにはいない歴史上の人物の存在を共感してくれたわけです。そして、自分の人生になぞらえ、人生の意味を捉え直してくださった方もいらっしゃいました。

その場ですぐに言語化できず体感でしかなくても繋がったという感覚だけでも得られれば、そこから次への活路が見出せるものなのです。

繋がり感を取り戻したくて選ぶ名探偵コナンの映画

そこで、ひらめいたのがコナンの映画のことです。「神旅®」で得られるようなこの感覚を無意識に取り戻したい、取り戻した方がいいという想いから劇場に足を運ぶ方が多いのではないかということ。

今年公開された「劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』」をはじめとして、人物背景の組み立てやストーリーは素晴らしいものだと思います。そこに至るまでの歴史やそれぞれの登場人物の想いが描かれ、作品が描かれる地域の特色を生かした内容も盛り込まれています。

特に今回は、私個人としても思い入れのある信州が舞台であり、私が歴史にはまり込むきっかけとなった歴史上の人物をモデルとしたキャラクターも登場していました。そのこともあり、映画を見た後に「考え続ける時間と質」が多かったため、映画鑑賞からしばらく経った宇佐で、コナン映画と「神旅®」の関連性がひらめいたのです。

私が感じたように、下地となる歴史の知識があれば、映画を見ていて面白いのはもちろんですが、その歴史上の人物と、当然会ったことがなくても、ぐっと身近に感じるものです。

それが繋がり感です。映画を見ながら、繋がっているという体感を得ることができるわけです。

さらに、映画を見た後に、舞台となった土地を訪れる「聖地巡礼」をする方が少なからずいらっしゃいます。もちろん、コナンたちは架空の人物ですから、その場所にはいません。

それでも、国立天文台 野辺山宇宙電波観測所で、黄色いミリ波干渉計の移動台車が大迫力で動き出したり、あの45mのパラボラアンテナからレーザービームが発射されたりのアクションシーンが、実際の風景に投影されるはずです。

それこそが、お一人おひとりの頭の中にしかない無形のエネルギーであり、その臨場感が疑似体験となって、自分もあのコナンの世界の中に繋がっているという一体感を醸し出すのではないでしょうか。これがまさに、共感能力の最たるものであろうと、宇佐の地で思ったのでした。

コナンの映画を見て、聖地巡礼をして臨場感をたっぷり味わって、元気を受け取るように、「神旅®」では、それぞれの土地での疑似体験から、歴史上の方々や先人たちからエネルギーを得ていただいています。コナンの映画も「神旅®」でも繋がりを感じることで、エネルギー、つまり生きる希望、生命力を受け取っているのです。

この繋がり感を実感して、未来に対する人生の意味を捉え直すことができれば、それまで感じていたうまくいかないことや頭打ち状態の突破口となるはずです。

それがまさに運をひらくということ。そこに至った皆さまは、意気揚々とみずみずしく生き生きとしていらっしゃいます。

次回の「神旅®アウェイク」は、11月に開催予定です。「劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』」の舞台にもなった熱き信州で、ぜひご一緒に新たな神脈を結びにまいりましょう。

「神旅®アウェイク」は、神社ゼミメンバー限定のサービスとなっております。運をひらくための考え方や習慣について学ぶことができますので、ぜひこの機会にご検討いただければと思います。

『劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像」』についての私見はこちらのブログでまとめました。
劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像」~八ヶ岳の東側を舞台に繰り広げられる物語に痺れる①~


劇場版「名探偵コナン 隻眼の残像」~八ヶ岳の東側を舞台に繰り広げられる物語に痺れる②~

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