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皆さまに「神旅®」「やおよろずClub」「ひかり塾」などのセミナーでお伝えしているさまざまなことは、私が実際に見て、感じて、検証を重ねてきたことに基づいています。
日々、目に入ってくることや何気ない行動、皆さまとの会話の中から気づきを得ることもあります。
今回のテーマの「レタスとトマトと神様とガーリックチキン」。一見、何の繋がりもなさそうな言葉ですが、つい先日ハッとすることがあり、現在も検証中です。
今回はこの「レタスとトマトと神様とガーリックチキン」についてお伝えしようと思います。
目次
普段の朝食のレタスとトマトと神事のお供物は同等のもの
このお話の発端は、やおよろずClubのプラチナメンバーオンライン交流会でのこと。
やおよろずClubでは、動画視聴やテキストでの学習の他、プラチナメンバーに限り、月に一度のオンライン会にご参加いただけます。
先日のオンライン交流会は、基調の講義の後、チームごとにZoomのルームに分かれていただき、テーマに沿ってシェアし合うという形で進めていきました。
そのときのあるチームのテーマは、食べることについて。例えば、朝食にレタスとトマトを食べるとして、そのレタスとトマトも元々は命であるわけです。その命をいただいて、私たちは自分の血肉とし生命力に変えています。
この普段の朝食の「食べて、血肉に」という一連の流れというのは、神事である直会と一緒なのです。
直会とは神様にささげたお供物を私たちがいただくという儀式です。神様にはささげたお供物をエネルギー的に召し上がっていただきます。お供物は、見た目など物理的には変化しませんが、エネルギー的には中身が減っています。その減ったところに神様が御神気を循環させ入れてくださるのです。そのお供物を下げて、私たちがありがたくいただき、神様の御神気、エネルギーを自分の中に取り入れ、血肉にしていくというわけです。
一方、朝食のレタスとトマトもお供物ではありませんが、神様からのいただきものです。つい、直会でのお供物と朝食のレタスとトマトでは、ありがたみに差を設けてしまいがちですが、そのような差をつけずに、フラットに捉えてみましょうというお話をさせていただきました。
朝食のレタスやトマトも、それが神事でささげられたものでなくても神様からの恵み。
ということは、普段の食事も直会であるといっても良いということ。ただ、だからといって、いつも大仰に感謝しながら食べましょうねということでもなく、当たり前に朝食をいただいているようなフラットな感覚で、神社参拝もしていただきたいということをお伝えしたかったのでした。
そのような感覚を意識し、磨いてほしいという課題について、お互いの感じたことをシェアしていただく会となりました。
大好きなガーリックチキンがもたらした気づき
オンライン交流会を終えたその夜、私は大好きなガーリックチキンを食べました。
私には、30年来、そのファミリーレストランに行ったら必ず頼むほど大好きなガーリックチキンがあります。ガーリックソースが抜群においしくて、一応メニューを見て他のものも頼もうかとも思うのですが、結果的には「やっぱりこれ!」となってしまいます。
そのお店は、自宅から少し遠いところにあるファミリーレストランで、実はその3日前に代理巡拝先のホテルの近くにもあったので「食べよう!」と思ったら、モーニングメニューの時間帯のため、食べられずに帰ってきました。
その日、別のお店に食事に行こうとしていたのですが、あいにく満席。そこで、改めて調べるとガーリックチキンのファミリーレストランがすぐ近くにあることがわかり、念願のガーリックチキンをいただくことができました。
おいしくいただいて帰ってきたのですが、ふと寝る前に考えたのです。
今日伝えたレタスとトマトの話のように、私はいつも産土神や龍神たちのメッセージを翻訳して皆さまにお伝えしているけれども、実際に自分はどう考えているのだろうと。
今日、ずっと食べたかったガーリックチキンを久しぶりにうれしい気持ちで食べることができたけれど、明日、体重計に乗るときに「脂っぽいものを食べたから、太っているだろうな」と本当に無意識に考えてしまうだろうなと。
もちろん、脂質や炭水化物が多いとか食物繊維のバランスが良くないなど栄養学的な視点で考えれば、太ってしまったとしても当然です。ですが、その日にお伝えしていたレタスとトマトのように神社風土史的な視点でいくと、ガーリックチキンも神様からいただいて自分の血肉として吸収できるありがたいもの。皆さまにはそうお伝えしていたと思い出し、同時に、私自身は栄養学的な視点では、そのことを否定していると気付いてしまいました。
レタスにもトマトにもガーリックチキンにもフラットに神様を感じられれば
次の日の朝、スタッフにその話をしながら、頭の中がまとまっていきました。
栄養学的な視点では、過剰に摂取すれば太るのは当たり前。
精神医療的な視点ならば、同じものを食べ過ぎだとわかっていても食べ続けるのは依存症だろうし、栄養バランスにばかり気を取られて食事に楽しみを求められないというのも偏りがあるでしょう。
どの視点からその行動を見るかによって捉え方は変わっていきます。
今回、私はガーリックチキンを食べることに喜びを感じながらも、同じ行動を違う視点から再度捉えて、自分にとっての負債にしていたのです。
せっかくおいしくいただいた命という栄養、エネルギーを自分の体に悪いもの、望まないものとして吸収すれば体重は増えるでしょう。
けれども、神社風土史的な視点で捉え、感謝しながら受け入れていけば、きちんと消化吸収され不要なものは排出されていくのではないでしょうか。また、出会った食べ物をうれしいご縁としていただけるときは満足感もあるので、別の食事のとき、過剰にならないようバランスが取れるもの。
そのようにうまく循環していくようになっているはず。でも、せっかく龍神が繋いでくれた縁という流れを自分の思考がぶった切っているのではないかと今回、気が付いたのです。
食べているときやお酒をちょっと多めに飲んでしまったとき。そのときは、楽しくうれしいのだけれど、次の日の体重計の前でいつもそういう否定の意識が働いている。
ということは、どういう意識で体重計に乗ればいいのかは、自分で変えられるはずです。
そこで、意識を変えるために、体重計の前に「レタスとトマトと神様とガーリックチキン」と書いた付箋を貼ってみました。
実は、この意識を変えると行動や状況が変わるというのは、栄養士時代の経験からの実感でもあります。
栄養相談を受ける中で、ダイエットがうまくいかない方は、食べることに罪悪感を持ってしまう傾向がありました。過剰に食べてしまうには栄養的な偏りや精神的なストレスなど個々の理由があるのです。ですが、そういう方たちは、理由よりも食べ過ぎたことに対する罪悪感を持ってしまいがち。その意識を変えるのは容易なものではありませんが、少しずつでもできる範囲で変えていくのが大切かと思います。
トマトやレタスやガーリックチキンに神様を感じるというか、それらとご縁ができたことに喜べる自分でいられるか。体重計の前に貼った付箋を見ながら毎日意識しています。どのような結果が訪れるか……これからしばらく楽しみです。
オンライン交流会もある「やおよろずClub」への皆さまのご感想はこちらのブログでご覧いただけます。
【体験者の声】触れて、感じて、行動して……自分の実(じつ)にしていくということ
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