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大杉日香理ブログ

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中小企業の強みをフルに活かす! チャンスを呼び込む事業計画の立て方とは

気丈に振る舞うことに疲れないために

経営者にとっての悩みごとの一つが、「企業の運営について相談できる人が少ない」ということです。
新型コロナの影響によって日本国内だけでなく、世界規模で経済活動が二転三転する中、誰にも心の内を明かすことができず、気丈に振る舞うことに疲れている経営者の方々も多いようです。

立場上、取引先や従業員に対して、少しでも安心してもらいたいがために、前を向く姿勢を見せることは大切です。
しかし、それにもエネルギーが必要であり、火種となる材料が空っぽになっているにもかかわらず、モチベーションを上げることは容易ではありません。

中には、苦しい状況を打開する方法を見つけようと、経営者塾やセミナーに通い始めたという方もいるようです。
しかし、そうしたところで知り合った経営者同士でも、弱みを見せまいと痩せ我慢をして、本音を言い合えるせっかくの機会を不意にしてしまっている方も見受けられます。

こうなると負のスパイラルに陥ってしまい、奮起するにもエネルギーが足りず、ただただ疲弊していくばかりです。
しかし、この状況を抜け出すことは意外と簡単で、その方法が「視点の切り替え」です。経営でいえば、運営スタイルに工夫を取り入れるだけで、心を軽くすることもできるのです。

せっかく立てた事業計画が使えない…

多くの企業は年間を通した計画を立て、それに沿って事業を進めていることでしょう。

しかし、みなさんがすでに体験していることだと思いますが、今年前半もしくは2019年暮れに立てた年間計画は使えないものになってしまっているのではないでしょうか?

それもそのはず、新型コロナや緊急事態宣言などによって社会情勢が大きく変わり、分野に関わらず市況が一変してしまったからです。

こうなると事前に作っていた年間計画も大きく修正することが必要になります。
さらに、計画が緻密であればあるほど、今後もちゃぶ台をひっくり返すほどの変更を加え続けなければなりません。

これでは計画を立てるエネルギーが無駄になるだけでなく、修正するとなると「また最初からやり直しか…」と徒労感も増し、やる気までそがれてしまいます。

これは苦境にあえぐ企業だけでなく、好調な企業でも同じことがいえます。

新型コロナによって需要が高まっている業界でも、あくまで予期していなかった状況が訪れたからこそ好転したのであって、年間計画を立てた当時の状況とは様変わりしているはずです。

これからも好調な状況が続くかといえば、それはわからないので、同じように計画を一新する必要があるでしょう。

年間計画ではなく、短期計画に切り替える

では、これからはどうすればいいのか。ポイントは2つあります。
まず1つは、年間計画ではなく、短期計画への切り替えです。

具体的には、3か月パターンと6か月パターンに分けて計画を立てます。そして、力のかけ方としては、3か月に7、6か月に3の割合で時間、お金、エネルギーをかけるイメージです。

これなら、3か月で立てた目標をクリアできれば、残り3か月の目標も自信を持ったまま、ある程度の安心感を持って計画を進めることができます。

もちろん、最初の3か月の間に状況が変わることもあるはずです。しかし、修正するにしても年間計画のように大幅に変更する必要はなく、残りの3か月に注力して、半年というスパンで立て直しをはかることができます。

当然ですが、その3か月計画の中には主軸となる事業だけでなく、新しい事業の展開についても盛り込むことが必須になります。
これを4回続ければ結果的に年間計画になるので、効率的かつ比較的安定的に事業を進めることが可能になります。

目標の設定にバッファを設ける

もう1つのポイントが、目標の設定にある程度のバッファを設けること。

例えば、売り上げ1億円を目標にした場合、8000万円でもよしとするといった、ある程度の幅を想定しておくことは、変化に対応するうえで非常に有効です。

もちろん、その幅は損益分岐点を見極め、無理のない程度で設定することが必要です。とりあえずここまで達成できればしのげる、という着地点を見つけてください。

この点でも3か月スパンで事業計画を立てることが活きてきます。社会状況の変化によって軌道修正をするにしても、手堅く利益を得られるプロジェクトと、先延ばしにしても問題ないプロジェクトのすみ分けをスムーズにし、数字が組み立てやすくなるはずです。

ビジネス上で精神的に疲弊する要因の一つは、期待が外れることにあります。余裕を設けておくことは、心にゆとりをもたらし、焦りや不安を和らげることにつながるのです。

今こそ中小企業の強みを活かすチャンス!

明日、突然政策が180度変わるかもしれない。そんな中、変化が起こるたびに感情を揺さぶられていては、精神をむしばんでしまいます。

先行きが不透明で、それこそ一週間の中にコロコロと施策、政策が変わるこの時代において、大事なのは「意思決定のスピード」と「フレキシブルさ」です。

これを実現するには、少数精鋭でチーム力を発揮し、いかにすばやく事業を展開していくことができるかが鍵となります。
また、社内はもちろん、場合によっては外部などの力を借りることも必要になるでしょう。つまり、マネジメント部分も少しずつ変えていくことも大切になります。

そうした点では、日本の企業の99%は中小企業であり、意思決定や事業展開のスピードに強みを持つ会社も多いはず。今こそその強みを発揮する時だといえるでしょう。

そして、大前提として「どうせ今日決まった国の政策や世の中の状況は、1か月も続かないんだ」という感覚を持っておくことも大切です。

今のパラダイムシフトの期間は、これまでとは違う計画の立て方を実践し、フレキシブルな動き方を身につける訓練の時期にしてみる。

とても大変な時期だからこそ視野を狭めることなく、視点を切り替えて新たな運営スタイルにチャレンジしてみることが、次なるチャンスを呼び込むはずです。

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