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大杉日香理ブログ

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成功へのキーワードは「心地よさ」 企業のリーダーは今こそ“肌感覚”を磨くべき!

誰もが普段から研ぎ澄ましている「肌感覚」

数年前、経営者や企業幹部がなぜ「美意識」を鍛えるのか、その理由について解説した本がベストセラーになりました。
内容をかいつまんで説明すると、世界のエリートたちはロジックな思考でビジネスを進めているだけでなく、「美意識」を司る右脳も鍛えている。左脳と右脳、両方のバランスを使っていくことが大事だということをとても明快に著したものになります。

その書籍内では、美意識を磨くものとして、いわゆる芸術品、美術品、絵画などの「アート」が登場します。
たしかにアートと触れ合い、そうした“物質”と対峙して感覚を磨くことも大切ですが、実はこれ以外にもみなさんが普段から磨いている感覚があることに気づいているでしょうか?

それは「肌感覚」です。
例えば、クライアントとの打ち合わせを思い浮かべてください。相手との距離感、自分の立ち位置、ポジションなど、今前に出るべきか、それとも一歩引いたほうがいいか。また、あえて存在感を消すなど、微妙な空気を感じ取りながら行動しているはずです。
つまり、それらを察知しているのが肌感覚であり、今現在も無意識に使っているのではないでしょうか。

経験豊富な経営者は「直感」も鋭い

一昔前に「KY」という言葉が流行りました。これは、空気が読めない人のことを表しており、言いかえると肌感覚が鈍い人をさしています。
もしくは、肌感覚は鈍くなく、敏感にキャッチしていても、その後の対処や行動の仕方がずれてしまっている。そうした方に対して使われることもあります。

そもそも空気とは本来、窒素や酸素、二酸化炭素のことであり、計測できる物質です。しかし、そこに流れる空気感や雰囲気というものは計測できず、それでもみなさんは空気を読もうとして立ち振る舞いを変えているわけです。
気まずさを感じたり、機嫌を伺ったり、場を盛り上げようとしたり。
そうした行動こそ肌感覚を普段から使っている何よりの証拠なのです。

肌感覚を活用している例は、立ち振る舞いだけではありません。長年経営をされてきた方などに備わる「ビジネス的直感」も同じです。
理由は明確に説明できなくても、事業を進める中で、ベストなタイミングや斬新なアイデアを感覚で掴むのが得意な方もいます。

また、本能的に「なんとなく嫌な予感がする」と危機を察知し、トラブルを避けられた、なんてお話も少なくありません。
これもやはり経験によって磨かれた肌感覚なのです。

感度の高い人ほど物質的な豊かさから遠ざかる

ただ、どんなに肌感覚の優れた方でも、大抵の場合、そこにさまざまな「思考」が入ってきてしまいます。
「撤退をしたくても今まで投資した分を回収しないと…」とか、「スタッフにどうやって説明すればいいのか…」など、迷いが生じるケースです。

説明のつかない肌感覚で決めた判断だからこそ、周囲との共有は難しく、迷っているうちに時期を逃してしまった。または、共感を得ることなく独断で突き進んでしまい、気づけばワンマン経営になっていた、なんてこともしばしばです。

しかし、この肌感覚こそ、これからの時代のビジネスには欠かせないものになります。
なぜなら、肌感覚が鋭くなってきているのは、ビジネスパーソンだけでなく、消費者も同じだからです。

コロナ禍で誰もが世界同時的に人生の意義を考え直すという経験を経たことは、これまでもブログやメルマガで何度もお伝えしてきました。
それが理由で、残りの人生で命を何に投資していくかを自身に問いかけた時に、目に見える物質的な豊かさを求める人が徐々に少なくなってきていることも明白です。

これからのビジネスは「心地よさ」がキーワードに

高級車を買ったり、豪邸に住んだり、海外旅行に毎月行くなど、それを本心から望む人は別として、周囲からの見た目を気にするあまりに派手な生活を送っている姿は、どこかうすら寒く感じるようにすらなっています。

それよりも居心地のいい空間で、気持ちのよい人たちと、心地よい生活を送るほうが心も安定します。
それを体感している人であれば、これからは自分の生活を心地よい空気で包み込むために消費行動を起こすのは当然といえるでしょう。
今後、そうした人が増えれば、必然的にビジネスもこの「心地よさ」が一つのキーワードになるはずです。

これからの時代、肌感覚で自分の心地よさを追求していくことになります。
言い換えると、より感覚頼りにモノを購入するようになる、ということ。
人はモノを購入する時、「自分にとって本当に必要なのか」「得ることで自分や周囲の人たちによい影響を与えるのか」と、自問自答するというわけです。

一人ひとりの心の中に「関所」のような問いがやってきて、それに納得のいく答えを出せるモノを購入するようになる。
目に見える高級感やお得感だけでなく、心地よさもこれからの商品やサービスに求められるものになるでしょう。

経済活動の空気感は企業から循環していく

経営者は、見方を変えると一つのコミュニティのリーダーです。
これからはリーダー自らが、肌感覚を新しい時代に合わせてもう一度磨きこんでいくことが大切です。
何も難しいことではありません。
誰もが持っているものであり、磨けばちゃんと輝くものなのです。

さらに付け加えれば、経験豊富な経営者の方なら、新しい時代の空気感をすでに感じ取っているはずです。
また、消費者が求めるモノが大きく変化していることにも気づいているのではないでしょうか。

リーダーが率先して「心地よさ」を求める社会に合わせた動き方を始めれば、会社そのものが新しい時代に適合したコミュニティに進化します。
そして、心地よい空気感は従業員やスタッフへと伝播し、結果として同じ肌感覚を持つ顧客を集め、社会へと循環していく。

新しい時代の経済活動の中で、流れの源流にいることを自覚している企業のリーダーこそ、成功により近いことは言うまでもありませんね。

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