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大杉日香理ブログ

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アフターコロナに向けて経営者が今すべきこと、これから訪れる新社会ルールの注意点とは

2020年に入りコロナショックが長引く中、昨年まで描いていたビジネス計画では立ち行かない状況にある方も少なくないはずです。特に経営に関する意思決定をするトップ、またはそれに準ずる方々は頭を悩ませていることでしょう。今回は、アフターコロナに向けて経営の意思決定をする方が今できることや、目下起きている社会ルールの変化についてお話していきます。

コロナショックの難しさ

経営者の仕事の一つに、未来を長期・中期・短期視点で予測しそこに対してどのような手を打っていくのかを決断していくという仕事があります。ですが今回のコロナショックは、その意思決定が非常に難しい問題です。

例えばリーマンショックや東日本大震災も経済に与えた影響は非常に大きいものでしたが、それでも過去の経験を踏まえてある程度の未来予測を立てることができました。起きた事象に対して意識を切り替え「まずは余震に警戒する」「南海トラフなどの大地震に備える」といった予測から意思決定を取っていけたのです。つまりシミュレーションできるだけの情報量が、ある程度あったということです。

一方、今回のコロナに関してはそのような情報がまったく足りません。世界全体で見えない存在を相手にしている状態です。経営者としては、判断材料となるデータが少ないため、従業員や顧客に対して、また社会に対して、自分たちの会社がこれからどのような価値を表現していけるのかを明言しにくいのです。

大事なのは未来視点のビジョン

このような状況では、データに沿った緻密な計画は立てられません。それよりも今大事なのは、
私たちの会社は

「こういう未来を見せます」というビジョンを示すこと。

「明るい未来をつくりましょう」といったシンプルな言葉でも良いのです。
予測が立たない時ほど、抽象的なビジョンで構いません。何もこのビジョンで融資を受けようとしている訳ではないのですから。それはまた別のフェーズです。

今大事なのは、顧客やスタッフの方々の心の中に

「必ずいつか終息するから、その時にちゃんと動けるように今は未来に目を向けよう」

という視点の火を点けてあげることです。

リーダーの「大丈夫だ」が効く

日々暗いニュースや先行きの見えない情報ばかりを見ていると、私たちの心はいつの間にか安心したいが為にわざわざ暗いニュースをチェックしにいくようになってしまいます。人間の心理は「また○○が起きました」といった情報から安心材料を探し出し、次第に精神が蝕まれてしまうのです。

「なんだか疲れたな」
「エネルギーが枯渇してしまったな」

様々な情報をみていくうちに、そう感じてしまうことがあるはずです。

こんな時こそ、上司や組織のトップなど、自分が信頼している相手から「未来は大丈夫だ」と言ってほしいものです。その一言が、慢性的なエネルギー切れに対して気力を注入してくれます。


誰も、こんな先行きの見えないときに「確証」など期待していません。もちろん確証できるものがあれば嬉しいですが、そんな理論立った解説よりも

絶対この人なら大丈夫だと思える人に「大丈夫だ」と言って欲しいのです。

自分たちのリーダーが未来に明るい希望を持つような発言をしたり態度を表明したりするのを見ると、関わる人たちも「もうちょっと自分も頑張ろう」「一緒に乗り切ろう」と思えるきっかけになります。

一人ひとりの心の中にある「もう少し頑張ってみよう」という「自力」に火を点ける。

それが、今こそリーダーたちにできることです。

長期?短期?今必要な視点とは

アフターコロナに向けてまずは「未来は大丈夫」といった抽象的な長期ビジョンを示して欲しいと伝えましたが、とは言っても今目の前にある問題を乗り切るので精いっぱいだという場合もあると思います。ですが日々を乗り越える視点だけだと、すぐに疲弊してしまうのも事実です。

そこでおすすめは、一日の中で「短期視点」と「長期視点」を切り替えていくこと。
イメージとしては昔体育の授業であった反復横跳びのように、短期と長期の視点をうまく切り替えていきましょう。普段は目の前のことを実行していく短期視点をメインに持ちつつも、未来に向けての明るい話題も伝えていくこと。
これを1日1回、自分と自分の周りの方々にできるかどうかで、人の集まり方も変わってきます。

リーダーのエネルギー補充法

ただ、経営者一人だけで未来ビジョンを描いて伝えていこうとすると、経営者自身もエネルギー切れを起こしてしまいます。

そういう時には経営仲間と連絡を取り合って、一言のやり取りでも良いので明るいビジョンを発信し合いましょう。

また、自身のエネルギーが明るくなるような映画を観る、漫画を読むなどもおすすめ。アンハッピーエンドな作品は避けて、読後感が明るいものに敢えて時間を割きましょう。作品が持つエネルギーを自分の中に取り入れていくというのも一つの手です。

ちなみにATEAではよく「先人から学ぶ」「歴史を知る」大切さを伝えていますが、今回に限っては未来への希望をご自身の中でしっかり灯してから調べたり読んだりしてみてください。戦時中の話などから学ぶことは大いにありますが少々ヘビーな部分もあるので、調べた後にはまた明るい読後感のものに触れてエネルギーを高めましょう。

アフターコロナは組織図が変わる?

会社のスタッフや顧客の方に対して明るいビジョンを伝える時に、一つだけ注意点があります。それは

「一緒に」

という言葉を使うことです。ぜひ「一緒に乗り越えていこう」といった風に伝えてみてください。
間違っても「俺についてこい!」ではないということです。

アフターコロナの経営は、仲間を巻き込んでいく形に変わっていきます。トップダウンの経営はなくなりフラットな経営、チームのような経営に変わっていくでしょう。もちろん意志決定をするという立場、責任をとるという立場は無くならないですが、意思決定者だから偉いとかではなくなるということです。これからはそれぞれのポジションを担うプレイヤーがその能力を発揮していく、バスケットボールのような組織図に変わっていきます。キャプテン、副キャプテン、そしてその他のプレイヤーは横並びといったイメージです。

ですから今のうちから、「一緒に」というキーワードを意識して発言していただくと良いと思います。

ルールが変わるとき経営者はどうするか

これまでにも、こういった変化の流れはじわじわと来ていましたが、今回のコロナで「ひっくり返った」というイメージを感じます。

昔あったボードゲームには、表面がオセロで裏面が将棋といったものがありましたが、まさにそんな感じ。盤面がひっくり返ったことで、いきなりルールが変わり駒も変わったというような状態です。さらに再びひっくり返った時には麻雀になっている!といったインパクト。もう元には戻らず、盤面の変化を私たち人間は必至で追いかけているような状態にあります。

このような先が読めない時代だからこそ、経営者は「こういう未来を作りたい」という自分の純粋な気持ちを逆に言いやすくなったとも言えます。今までの、具体的な計画こそが正しいという時代からルールが変わってきている前兆だと捉えてみてください。

まとめ

今回は、コロナショックの今こそ経営者ができることと、アフターコロナの社会ルールの変化についてご紹介しました。
加速した世界、変わっていくルールの中で、これからどう進めていくか?というタイミングの今は、とにかく抽象的でも良いのでウイルス終息後の明るいゴールを設定しておくことです。具体的な道のりは後で考えれば良いのですから。とにかく今は明るいビジョンを示すこと、これがアフターコロナに向けて今こそリーダー、経営者の方々にできることです。明るい方へ意識を向けて、皆で協力し合ってこの難局を一緒に乗り越えていきましょう。

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