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大杉日香理ブログ

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短期計画とセットアップで活用したい企業や人生のあり方を捉え直す「超長期視点」

世の中の雰囲気に流されないために

突然ですが、今から10年後、どんな世の中になっているかを想像できるでしょうか?
おそらく、パッと思い浮かぶ人はほとんどいないはずです。

それもそのはず、この半年間を振り返るだけでもこれだけ社会情勢が変わってしまったのです。未来を予測できるとは、おいそれと言えないのも当然です。

新型コロナが世界的に広がり、この日本で緊急事態宣言が発令され、外出を自粛しなければならないことになるなんて、誰が想像できたでしょうか?

つい少し前までは「爆買い」に代表されるように、インバウンドによる経済効果が話題となっていました。
それが今では、国内旅行でさえも行きにくい状況が続き、観光地から賑わいが消え、観光業や飲食業が大きな打撃を受けているのです。

新型コロナがもたらしたのは、感染による被害だけではありません。
経済を大きく左右するほど影響力を持つものの一つが「社会の空気」です。

例えば、観光地の人々が本当は「みなさん、ぜひ遊びにきてください!」と言いたくても、社会はそれを許してはくれません。どんなに経済状況が苦しくても、「コロナ禍だからしょうがない」と、社会の空気に逆らえない状況にもなっています。

これが長期化すると、ビジネスだけでなく、企業のあり方や自分の人生すらも、世の中の雰囲気に流されてブレてしまう可能性すら出てくるのです。

「超長期視点」は短期計画とセットで活用

前回のビジネスブログでは、現在のパラダイムシフトでの事業計画は短期で立てるというお話をしました。(※「中小企業の強みをフルに活かす! チャンスを呼び込む事業計画の立て方とは」参照)

会社を運営していく上では、短期計画は実働的にとても役立つものであり、ぜひ活用していただきたい手法です。
しかし、経営者自身もそうですが、経営陣やそれ以外の従業員やスタッフは、事業計画が見えても、会社の方向性が見えないと不安になってしまうのも事実です。

とはいえ、経営者も不安を抱えながら会社の方向性について語ることはやはり厳しいと思います。
何の確信もなく迷いながら先行きを伝えても、周囲に心配を与えるだけで、逆効果になることもあるでしょう。

ただ、先行きの見えないまま、目の前の短期計画に沿って進めていくだけだと、かごの中のハムスター状態になり、全員が疲弊していく恐れだってあります。

そこで、短期計画と合わせて活用していただきたいのが、「超長期視点」です。
いわゆる大局観といわれるものであり、これを実働としての短期計画とセットで立てることを意識してほしいのです。

あらためて自分なりの「want」を見据える!

「超長期視点」とはどんなものかを説明しましょう。
簡単に言えば、自分なりに「こうしていきたい」という、「want」を見つける作業になります。

ビジネス的な展開を考える場合、緻密な計画が必要ですが、「超長期視点」はざっくりでかまいません。
なぜなら、これは事業計画の話ではなく、あくまで方向性の話だからです

具体的には、現時点で自分が「こんな人生を生きたい」「このために働きたい」「こんな企業にしていきたい」といった内容についての軸を立てることが重要になります。
つまり、この先の未来を「超長期視点」で見据えた時、自身の生きがいだったり、残りの人生の使い道だったり、何のために生きていきたいかという、人生の根幹とリンクしてくるはずなのです。

ただただ、自分のやりたいことを見つけ出してください。
大きな言い方をすれば、自分が考える人間としての尊厳や、企業としてのあり方について深く掘り下げることになります。
「超長期視点」とは、そうした考え方をしっかりと深掘る作業なのです。

今が企業や人生の方向を修正するベストタイミング!

例えば、社長であれば、企業を運営するにあたって時代のニーズに合わせた商品やサービスを提供しようと考えてきたはずです。

しかし、コロナ以前と以後で時代が大きく変わったことにより、事業の修正や方向転換をしなければならないことも多々あるでしょう。
それは企業理念にも関わることかもしれません。その修正を今一度試みてほしいのです。

ここで間違えてほしくないのは、こうした修正や方向転換は決してネガティブなことではないということです。

企業を一つの船に例えてみましょう。
新しい時代を航海するには、新しい船が必要になるということであり、補強や新しい機能を取り付けることができるのは経営者にしかできません。
トップだからこそできる役割を、あらためて見つめ直すという意味で捉えてほしいのです。

もしあなたが経営陣であれば、自分が今乗っている船、つまり所属している企業について考えてみてください。
これまでその船でなければたどり着けない場所や、出会えなかった人たちがいるはずです。
しかし、時代が変わってしまったことで、人生観も変化していることでしょう。

自分が今思う「こんな人生を歩みたい」「こんな場所へ行ってみたい」という「want」 と、船の行き先や航海の目的をすり合わせた時、はたして合致しているでしょうか?
ひょっとしたら、「実はこの船ではなかった」と気付く人もいるかもしれません。しかし、それに気づけるのも今のタイミングだということなのです。

パラダイムシフトに強い企業や人材になるために

今、この「超長期視点」について考えることは非常に大切です。
なぜなら、これからも社会情勢や自身が置かれている状況はコロコロと変わり続けるはずであり、その波に巻き込まれることは間違いありません。

その度に不安や焦りから右往左往していると、精神的にまいってしまいます。
自身の思いに関わらず、周囲の声や社会の空気などによっても振り回されてしまうはずなので、それを防ぐためにも自分の軸をしっかりと持つことが重要なのです。

社会の空気に心を乱され、焦りや不安から行動するのではなく、自ら「超長期視点」を持って動き出すことが大切です。

そのためには、まだ心に余力があるうちに自発的に変化を求めていく。
それがパラダイムシフトに強い企業や人材になるための方法の一つといえるでしょう。

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