大杉日香理ブログ
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罰もたたりも存在しない?!神様の機嫌を気にするよりも大切なこと
- 開運コラム
「○○しないと神様の罰が当たる」「これは龍神様のたたりだ」
このような話を聞いたことはありませんか? 見えない世界に興味がある方なら一度は耳にする話……。本当に罰やたたりは存在するのでしょうか。

人間を前に進めてくれるのは安心感
まず大前提として、八百万の神様や龍神、産土神などは、私たちを不安にさせる存在ではなく「安心感」を与えてくれる存在です。
「安心感」には、大きな力があります。
例えば、人間は必ず誰かと関わり合いながら生きていますが、かといって大切な人のそばに一生居続けられるとも限りません。
もしものとき、どんなに大切に思っていてもすぐに駆け付けることができない場合もあります。
理由は、何かのしがらみかもしれないし、物理的な弊害かもしれません。駆け付けたい側も、待っている側も辛いでしょう。
ですがそんなとき、「見えない世界の存在が見守ってくれている」という安心感があればどうでしょうか。
へこたれることはあっても「もう一度立ち上がって前を向いてみようかな」「進んでみようかな」という気持ちが芽生えやすくなります。
何かに守られている絶対的な安心感は、人間を前に進ませてくれるのです。
不安な気持ちからは前進しにくい
では、逆のパターンを考えてみます。
「○○をしないと罰が当たる」「呪われる」「たたりがある」
こういった考えは、人生を前に進ませてくれるでしょうか?
よく「神社ではこういうお作法でないと失礼だ」「龍神が災害をおこすから怒らせてはいけない」
といった話を聞いたり、質問を受けたりすることがありますが
こうした不安の感情から行動したとしても、なかなか望む未来にはたどり着けません。
どんなに頑張っても、それが不安の感情から生まれた行動なら、後ろ向きになってしまうのです。
もちろん不安が一切いらないかというと、そうでもありません。ときに「起爆剤」になることもあります。詳しくはこちらをご覧ください。
【関連記事】不安との上手な付き合い方を知り、自分を責めない生き方をしよう

神様は人間に罰を当てたりたたったりしない
これはぜひとも知っていただきたいのですが、神様は人間に罰を当てたりしません。
もしそのような側面があるとするなら、人間はとっくに滅んでいると思います。
歴史を紐解いてみると、さんざん罰当たりなことを犯しているのが人間ですので……。
ちなみに、輪廻転生する中で“前世の課題や痛みを持ち越して生まれてくる”といった「カルマ」についても質問を受けることがありますが、私はないと考えています。
もちろん信仰は自由なのですが、これも歴史を調べてみると
時の権力者の思惑が絡んでいたり、苦しい時代の中で「今が苦しいのはカルマがあるからだ」と思わなければ生きていられないような背景があったりしたのです。
ところが今の日本で生きる私たちは、衣食住が最低限保障されていて、選挙権もあり、女性も働くことができます。恵まれた国で、今世を生きているのです。

神様の機嫌よりも気にかけるのは自分の気持ち
神様が罰を与えることはないと分かったとしても、「ではなぜ頑張っているのにうまくいかないの?」と思われる方もいるでしょう。
そんなときは、神様の機嫌を心配するのではなく、自分自身の気持ちを掘り下げてみてください。
本当はどうしたいの? と内省を深めてみると、
「まだまだ頑張りたい」と思うかもしれないし
「ここでいったん諦めよう」と思うかもしれません。
「今はとりあえず立ち止まって考えてみよう」という整理の仕方もあるでしょう。
出した答えに良い悪いはなく、まずはその気持ちに気づくことが大切。
自分の本音に気づけるようになることこそ、神様や龍神たちが望む人間の「成長」なのです。

まとめ
今回は、神様は罰を当てたり、たたったりするのかについて解説しました。ポイントは
- ・神様は、人間に罰を当てたり、たたったりしない
- ・不安な感情からは望む未来にはたどり着きにくい
- ・神様の機嫌を心配するよりも自分の気持ちに目を向けよう
です。神様はいつも私たちを見守って、守護してくれている存在です。そんな絶対的な安心を感じながら、日々を過ごしていきましょう。
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