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大杉日香理ブログ

BLOG

強い経営者は周囲の知恵を借りている

これからの時代に必要な「チーム力」とは

前回のビジネスブログでは、2020年代のパラダイムシフトについて解説しました。
そこで今回は、時代の転換期を生き抜くためのちょっとしたヒントを紹介したいと思います。

現在、事業の先が見通せず、頭を悩ませている経営者の方は少なくないでしょう。
それも当然、パラダイムシフトの最中は旧来のルールや常識がどんどんと変わっていくもの。長期視点の計画を立てることは難しく、目の前の事象に対して直感的な判断を求められることになります。

こうした状況を企業として生き抜くためには、小さなチャレンジを繰り返し、成功と失敗をデータ化しながら、新しい事業の進め方や独自の手法を再構築する必要があります。

経営者にとっては先の見えない孤独な戦いに感じてしまうかもしれません。
しかし、このような時こそ経営者が1人で「うーん……」とうなりながら策を見出すのではなく、周囲に知恵や力を借りることが重要です。

それぞれが得意分野で力を発揮し、経営者自らもその一員としてそこに加わる。つまり、これから本当に必要になるのは「チーム力」なのです。

一社員の意見に「それ、いいね!」

今回のパラダイムシフトでは、世界中の人々が同時に、自分の生活や社会のあり方について疑問を持ったことが一番のキーポイントになります。

それはつまり、誰もが同じタイミングで新しいビジネスのあり方や働き方を考え始めたともいえます。これは経営者に限った話ではなく、あなたの部下や上司、家族やプライベートの仲間も同じ体験を同時並行でしているということ。もちろん、男女ともにです。

想像してみてください。新しい時代に向けたビジネスや働き方について、全員が「よーい、ドン!」で考え始めたのです。すべての人がほぼ同時にスタートを切り、それぞれが正解を求めてひた走っているのです。

こうなると、新時代に対応し、ビジネスを成功に導くためには、より多くの人の意見や知恵やアイデアを取り入れたもの勝ちになるのは火を見るよりも明らかです。

例えば、あなたが経験豊かな経営者だとして、まだ経験の浅い若者の何気ない意見に対して「それ、いいね!」と、素直に口に出せるでしょうか?
さらに、「君、もう少しその話を詳しく聞かせてくれないか」と、真剣に向き合えるでしょうか?
こうした心構えができている経営者こそ、今の時代で一歩抜きん出ることができるのです。

社員や消費者はすでに新しい価値観を持っている

これはある意味では、企業を組織体として見ていた旧来の概念から一歩はみだし、一つのチームとして捉え直すということでもあります。
大企業や中小企業に関わらず、今後すべての働く人に当てはまる新しい視点ともいえるでしょう。

もちろん、経営者の立場として、社員やスタッフを同じ方向へと導いていくためには、これまで通りトップダウンで指示を出すほうが、組織としてまとまるかもしれません。また、雇用される立場の人にとっては、そのほうが面倒もなく楽かもしれません。

しかし、今回のパラダイムシフトのポイントは、全員が同時に旧態依然とした働き方に疑問を持ったところだとお伝えしました。つまり、消費者も同じムードを持っているということでもあります。
これまで通りの意識でビジネスを進めると、チャンスを逃してしまう可能性が高まります。

消費者にとって応援したくなる企業というのは、時代の空気をキャッチし、新しい価値観を提示してくれる企業です。それは商品やサービス、また、それを生み出す企業姿勢を通して伝播していくものでもあります。

つまり、企業がコロナ以前の視点から進化することなく、同じ価値観のまま、会社の運営や事業を継続して進めていくと、消費者に違和感を与えてしまうかもしれないのです。

次のパラダイムシフト「AI」の普及に備えよう

ここで忘れてはならないのが、「AI」の普及です。次にやってくるこのパラダイムシフトについても視野に入れておくことは必要不可欠です。

これまで人が行ってきた仕事の大半を機械に任せることができるようになる以上、より重要視しなければならないのは“人にしかできないこと”であり、自由な発想や直感力こそが人の強みになります。それは、今の時期にこそ磨いておく武器だと言えます。

しかも、今までのパラダイムの中で培ってきた発想や直感力ではなく、新しいパラダイムに合わせたもの、というのが前提になります。
残念ながら人は、経験の中で物事を考える習慣があります。逆を言えば、若い世代はその点に関して柔軟な発想を持っており、その力を借りない手はありません。

周囲の知恵を忌憚なく借りることができる経営者は間違いなく強い。

会社の中でポジションに関わらず、幹部や中堅、新人の方々が普段どんな会話をし、どのようなコミュニケーションの取り方をしているか。それを知るだけでも時代のムードを察知できるはずです。また、そこに意識を向けること自体が視野を広げる行為でもあります。

新時代に必要な“コミュニケーション能力”

新しい時代のキーワードは「助け合い」であり「つながり」です。
社内とは関係のない、プライベートでさまざまな年代の方とコミュニケーションを取るのも一つの方法です。家族でもよいでしょう。

これまでなら関わることのなかった年齢の型とざっくばらんに話すことは、新しい視点をもたらしてくれるはずです。
できれば、その時に相手が話しやすい雰囲気をこちらから作り出すことも意識してみてください。

とはいえ、あなたが経営者だとした場合、これまで会話を交わしたこともない社員に唐突に話しかけたら、それこそ相手は恐縮して面談のようになってしまいかねません。
かといって突然飲みに誘っても、相手は身構え、プレッシャーを与えてしまうだけでしょう。

少しずつでかまいません。普段から部下やスタッフと自然にコミュニケーションを取ることを心がけてください。
もし、それが難しいようであれば、趣味などを通して社外の付き合いを増やすのもよいと思います。

ぜひ、これまで参加したことのなかったコミュニティとのつながりを持つことをおすすめします。
その一歩が、新しい時代を切り開くヒントをもたらしてくれるはずです。

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