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大杉日香理ブログ

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【お宮参り】どこの神社?本来の意味は?後押し100%になる産土神の知恵。

今回は「お宮参り」の本来の意味や、どの神社に御祈願に行けば良いのかを解説していきます。風習だから、皆やっているから、という理由ではなく意義を深く知った上でお宮参りをした方が、見えない世界からの後押しも断然受けやすくなります。お子様やご家族にとって最善なお宮参りにするために、ぜひ参考にしてみてください。

お宮参りに隠された3つの意義

神社の参拝形式は、人間の母体に見立てて考えられたものだとよく言われます。例えばお宮参りの「お宮」には「子宮」という意味が、「参道」には「産道」という言葉が隠されているように。
つまり先人たちはお産に対して、

神様の胎内ですくすくと育ち、参道(産道)を通って鳥居から生まれ、人間社会に出てくる

という考えを持っていたのです。

では生後初めての参拝となる「お宮参り」に、昔の人々はどのような意義を見出していたのでしょうか。大きく3つの視点で紹介していきます。


■安産の御礼
人間は十月十日、神様の胎内(子宮)の中ですくすくと成長してきたからこそ、この世に生まれてくることができています。昔のお産は今よりも、命の危険を伴いました。母子ともに健康であるということ自体が、神様からの後押しの結果だと昔の人々は考えていたのです。
ですから

 母子ともに健康で、お産を終えられたことへの御礼


は、お宮参りの大切な意義となります。


■成長の報告
二つ目の意義は、

 生後1ヶ月間の成長を神様へご報告すること

です。この1ヶ月間というのは大人のそれとは意味が異なります。
なんせ赤ん坊はたった1ヶ月で、約130%も成長してしまうのですから。
例えば3,000gで生まれた子が、1ヶ月検診で4,000gにもなることもあります。大人に置き換えたら、1ヶ月で75㎏から100㎏になるくらいの変化ですが、体への負担が甚だしくてとても耐えられません。
赤ちゃんは栄養を補給してはすぐ老廃物を出し、たった数日間のうちに新陳代謝を繰り返して大きくなるのです。
なぜ赤ちゃんはこんなにも成長のスピードが速いのでしょうか?それは、母親の羊水の中で土地神様に守られていた時とは違い、人間社会においては自分の力・意志で体と心を成長させていかなければならないから。
生後1ヶ月は人生の中でもっとも変化のスピードが速く、毎日がジェットコースターのような日々。そのことを踏まえて、「この1ヶ月間を見守ってくれてありがとうございます」「こんなに成長しました」とご報告することが、お宮参りの大切な意義になります。


■床上げ
三つ目の意義は、お産を終えた妊婦さんの体調に関係してきます。
産後1ヶ月頃というのは、妊婦さんの体調が整い再び外に出かけられるようになる

 床上げ(とこあげ)の時期


でもあるのです。このタイミングで御祈願に出かけることで、外の空気に慣らすのが良いだろうという意義もお宮参りには含まれているのです。

お宮参りはどこの神社に行けば良いのか

では、お宮参りにはどこの神社に行けば良いのでしょうか?
これを知るためにはまず、お宮参りという言葉の前身である「産土参り(うぶすなまいり)」という言葉に注目する必要があります。

産土(うぶすな)とは文字通り「産まれた土地」という意味で、その地を守る土地神様のことを「産土神(うぶすながみ)」と言います。これらは江戸時代の頃までは一般的に使われていた言葉で、当時はお宮参りのことを「産土参り(うぶすなまいり)」と言っていました。

江戸時代の頃というと、人々が生まれた土地を移動することはほとんどなく「里帰り出産」という言葉ももちろんない時代です。つまり

胎児期間を過ごした土地
生まれた土地
幼児~大人と成長していく土地


すべて同じ土地でした。

人間は産土神の中で胎児期間をすくすくと成長し、産土神の後押しを受けて無事に生まれ、産土神に見守られながら成長していく・・・そんな神様のもとに生後はじめて御祈願に行くというのが産土参り、今で言うお宮参りだったのです。

本来の意味、産土神の概念が薄れてしまった理由

ではどうして、今では産土参りと言わなくなったのかというと、いくつかの理由があります。


まず、人々の暮らしに移動が増えたことが一つの理由です。現代のお産は、「里帰り出産」と言うように胎児期間を過ごした土地と出産をした土地が別の場所であることも少なくありません。また、生後も引っ越す可能性があるため、どこが産土神と言えるのか分からず、産土神という概念をややこしくさせてしまっているのです。


二つ目の理由は、時代の変容です。まず明治維新の頃、政府は国としての神道の捉え方を統一化させていきました。これにより、地域色豊かだった各地の神道は画一的になっていき、産土神の概念が徐々に薄れていく要因になりました。
さらに、先の大戦の頃には「国家神道」という軍部と結びつきやすい本来の神道とはかけ離れた思想が生まれ、敗戦後は神道そのもののイメージダウンに繋がっていきます。そのような中で現在の神社庁が設立され、神社の普及・イメージアップに尽力されて今に至っているのです。時代の変容にともなって、多様だった神社・神道の考えは徐々に統一化されていき、「産土神」の概念は誰もがイメージしやすい「氏神(うじがみ)」という言葉に統一されていきました。

氏神(うじがみ)は産土神(うぶすながみ)と音も似ていますし、「氏神様にお参りしましょう」と一つに統一した方が分かりやすいのでは?という考えもあって、ますます産土という言葉は使われなくなっていったのです。

現代版!お宮参りをする神社はここ

お宮参りの本来の意味に立ち返ると、大きな神社でも有名な神社でもなく、赤ちゃんのお産を見守ってくれた産土神にお参りした方が良いことが分かります。

しかし現代人は里帰りしたり引っ越したりしますから、
・胎児期間を過ごした土地
・お産をした土地
・これからすくすくと成長していく土地
と守ってくださる土地神様がたくさんいらっしゃる状態です。
そんな中で、生後一カ月のお宮参りには

普段の生活圏からもっとも行きやすい神社

に行くことをおすすめします。里帰り出産をした故郷の神社へわざわざお宮参りに帰る必要はありません。生後1ヶ月の赤ちゃんと床上げしたばかりのお母さんに、遠出はおすすめできません。数年後でも良いので、「お産の時はありがとうございました」とご挨拶に行かれれば十分。お宮参りには、普段の生活圏にある一番身近な神社へ行きましょう。

他の神社でお宮参りをした場合

ご家族の希望や都合で、特定の神社に決めている場合もあるかもしれません。そういう場合は現実優先で大丈夫。どこの神社に行っても間違いではないですし、神様の後押しを受けられることに変わりはありません。 ですがもし、赤ちゃんにとってより良いところで御祈願をしたいというのがご家族の意向ならば、普段の生活を見守って下さっている一番近い神社に、御祈願へ行くことをおすすめします。


すでに違う神社でお宮参りを済ませてしまったという方は、これを機に一番近くの神社へご挨拶に行かれてみてください。ご家族の賛同を得られれば、次の節目(七五三など)のタイミングから御祈願する神社を変えても良いと思います。
もちろん、これまでお世話になってきた神社にも折に触れてご挨拶に伺った方が神様も喜ばれます。現代人は、出産に際していろいろな土地神様にお世話になっている場合が多く混乱しますが、その分沢山の後押しを受けているということなので、良きタイミングで御礼と報告の参拝に行かれると益々後押しも増えますよ。

まとめ

お宮参りは、元々使われていた「産土参り(うぶすなまいり)」という言葉を紐解くと、本来の意味やどこの神社に行けば良いのかが見えてきます。
胎児期間~出産~生後の赤ちゃんを一番守り、死ぬまで一生後押ししてくださる神様は産土神(うぶすながみ)です。お宮参りのうちからしっかり産土神とのご縁を結んでおけば、神様もお子様への後押しを100%発揮してくださるはず。

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