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アテアでは先人の知恵を大切にし、それらを人生や仕事に生かしていただくための知識や具体的なワークをお伝えしています。ですが、先人の知恵とはどういったものか具体的に伝わりにくいというお声をいただくことがあります。
そこで今回は、先人の知恵はどのように生かすことができるのかを、マインドフルネスという観点からお伝えしたいと思います。
目次
名だたるグローバル企業が取り入れるマインドフルネス
マインドフルネスとは1960年代にジョン・カバット・ジンが開発・実践し、1979年にはマサチューセッツ大学にストレス低減センター(マインドフルネスセンター)を立ち上げ、確立したもの。東洋文化、特に仏教の「瞑想」を取り入れたストレスを低減する考え方です。
今、ここにある心や体に集中することにより、あるがままの現実を見つめ、受け入れられている状態のこと。余計なストレスを抱えることなく、先入観や思い込みに捉われずに新しい発想を得ることができるなどのメリットがあることから、近年では、GoogleやApple、ゴールドマンサックスなどの世界的な大企業をはじめとする多くの企業が取り入れています。
クライアントの皆さまの中でも、実際にやってみたという方のお話を伺うことがあります。プロジェクトリーダーなどの責任ある立場になったから、あるいは、自分を変えるための良い方法を探していて出会ったなど、マインドフルネスにチャレンジし始める理由はさまざまです。
ところが、「何かしっくりこない」、「心を無にして瞑想できない」という方が多いのです。なぜか続けることができず、忙しい毎日の中でいつの間にか忘れて埋もれさせてしまっているともいいます。
冒頭に書いた通り、マインドフルネスの元は、仏教の禅の思想であり、それが西洋で確立されたもの。仏教はそもそもインドというまったく異なる風土の土地で生まれたものです。いずれにしても外来のものであることが違和感の元のように感じます。
ですが、古くに日本に渡来した仏教や禅は「神道」との習合により、次第に日本の風土になじみ、日本仏教として定着してきました。同様に、マインドフルネスも日本の風土と少しずつ解け合いながらなじんでいくのでしょう。
神社に行くとすがすがしい気持ちになり心が落ち着く
神社に行くと、ただ足を踏み入れただけでも、すがすがしい気持ちになる、心が落ち着くという方は多いと思います。「神社に行くと、なんとなく空気が違う気がする」という方もいらっしゃいます。非常に感覚的なものですから、論理的に説明できない方がほとんどだとは思いますが、たしかに「感じて」はいるのです。
その感覚は、縄文時代から続く、私たち日本人が常に自然の中にいて、その自然とともに暮らしてきた日本古来の自然観そのものです。それは、先人たちが日本独自の風土の中で、自然から受け取る感覚を生活や思想として醸成し、さまざまな営みとして続けてきたものでもあります。
神社の建物ができるはるか昔から、土地や自然と共存していくという日本独自の自然観があり、そこにいつしか神社という場ができました。ですから、神社というのは、その空気の中で自分を整えていくことが可能な場所だということです。
そして、それこそが、日本の風土に合った【日本古来のマインドフルネス】なのです。
【日本古来のマインドフルネス】を取り入れ「整える」とはどういうことか
神社という場で、自然とともに自分を整える、【日本古来のマインドフルネス】。それにより、自分自身の感覚を取り戻すことで、運をひらき、人生が変わっていく。それが、「神社に行くと運が良くなる」、「願いごとがかなう」などといった状況を好転させる要因のひとつです。神社というとスピリチュアル的なものとか、宗教的なものといった誤解をされがちですが、人生に作用するメカニズムがわかってしまえば、不思議ではないのです。
では、「整っている」とはどのような状態でしょう。
私たちは日々、多くの判断に迫られています。ビジネスシーンではもちろんのこと、生きることそのものが、どんなに小さなものであっても判断の連続です。
そんな中で、「迷わず決められた」、「やるべきことに集中できた」、「無理なく行動に移せた」といった状態こそが「整っている」ということです。
それを踏まえて、神社での【日本古来のマインドフルネス】を通じて整えるのは「心」、「魂」、「体」、の三位一体のバランスです。
「心」は行動する動機を生み出すもの。
「魂」は実行のためのエンジンとして働くものであり、自分らしさが動く方向性のエネルギー。
「体」は実行するもの。現実をつくる力。
「心」が整うと、感情の波に振り回されず、動機や意志が明確になります。「体」が整えば、疲労感が抜けて行動がスムーズになり、無駄な力みが取れていきます。「魂」が整うと、自分にとっての大事なことが明確になり、選ぶべき方向が自然と定まります。
この中で、特に「魂」と聞くと、抽象的でつかみどころのないものと感じる方もいるかもしれません。しかし、私たちは日常の中で無意識に「魂を込めて」という言葉を使っています。これはつまり、「自分らしさを失わず、心から向き合う」という意味です。
さらに、私たちはこの目に見えない「魂」を気付かぬままにすり減らしていることがあるのです。
ふと、次のように感じることはないでしょうか。
・誰かに合わせすぎて疲れてしまっている
・大切にしたいはずのことが後回しになっている
・本当は違和感があるのに無理をしている
そんなとき、私たちは「魂をすり減らしている」状態にあります。
「魂が整う」というのは、こうしたズレや無理を手放し、本来の自分らしいペースや価値観にエネルギーを戻していくこと。それによって、自分の中にある「こうありたい」という感覚が明確になり、行動の方向性に迷いがなくなっていくのです。
【日本古来のマインドフルネス】を先人の知恵として実践する
「心・魂・体」を整えるワークを実際に、神旅®や経営者向けのコンサルティングの中で取り入れていただくと、自分の中にしっくりとなじみ、
「ようやく本当の自分の感覚が戻ってきた」
「無理をしていたことに気付けた」といった声をいただきます。
また、日常に戻ってからも、
「神社に行くと、自然とやってしまいます」
「毎月の参拝が自分の軸を確かめる時間になっています」
そんな声が寄せられるのは、【日本古来のマインドフルネス】が単なる習慣ではなく、「選択や行動の質を変える手段」として機能しているということだと感じています。
そして、【日本古来のマインドフルネス】こそ、先人の方々が今の私たちの時代まで神社に神様をお祀りし続け、そこでさまざまなことを感じ得てきた知恵のひとつであるといえます。
そんな【日本古来のマインドフルネス】をわかりやすくお伝えし、実践に繋げていただくための自宅学習が可能なのが「神社ゼミ」です。神社で自分軸を整え、人生の流れを良くするために、ご一緒に学んでいきましょう。
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自然の流れと調和しながら、自分の感覚を取り戻していく。
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